こんにちは。いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今日は貯金のリスクについて考えてみたいと思います。
目次(お好きなタイトルからお読みください)
安心・安定の銀行貯金でも大きなリスクは存在するのか?
「貯金をためているから将来安泰だと思っていませんか??」
現在、銀行貯金の金利は0に近い超低金利時代で銀行貯金でお金を増やしていくという事はほぼほぼ不可能になっております。
たしかに貯金はすぐに現金化できるし、株みたいに価格変動リスクなどは存在しません。
「ただ貯金は極めてインフレに弱いってご存知ですか?」
銀行に貯金しているだけで実質資産が減少していく事もあるのです。
まさか…と思われがちですが貯金によるインフレリスクについて説明します。
インフレとは物価が上昇していく事。
デフレとは物価が下落していく事です。
年に2%物価がインフレした場合、100円で購入していたものが平均102円でしか購入できなくかってしまいます。
「貯金の利息がほとんどつかないのに物価だけ上がっていった場合どうなるでしょうか?」
100万円あったと思った貯金で100万円の物を買おうとしていたのに去年にくらべて2万円も不足してしまいます。
それもたった1年で…。
もしインフレが数年続いた場合貯金の実質価値は大きく減ってしまうことになります。
見えないうちに知らず知らずのうちに消費者物価指数が上がっていき、貯金の価値が下がってしまうのです。
「今後インフレになっていくの?デフレになるの?」
それは誰にもわかりません。
しかし日本の国の借金は1千兆円を超えました。
この借金、いつか返さなければならないのですが簡単な方法があります。
それはじゃんじゃんお金を刷って、直接目に見えないようにお金の価値を減少させて借金の実質価値を下げる事ですね。
国債の残高に応じてインフレのリスクは増大します。
現に日本国債残高は増大し続けています。
あくまで可能性ですが今後、極端なインフレ…
ハイパーインフレが起こる可能性も考えておいた方がいいかもしれませんね。
貯金だけに集中して持っているのも大きなリスクです。
将来がわからない以上、貯金だけを持っているのもリスクです。
もちろん貯金を持っていないのもリスクですが…。
将来的にインフレ傾向が続いた場合、貯金を持っているだけで資産は目減りしていきます。
もし持っている金融資産が貯金だけならどうでしょうか?
もし日本にハイパーインフレが訪れることがあったなら…。
私はそういう意味でも株を買っています。
株はインフレ時には値上がり傾向にあり、デフレ時には値下がり傾向にあります。
株は企業価値により価格が裏付けされていますので物価が上がり業績が上がれば株価も連動してあがっていくからですね。
また株を持っていたら毎年業績に応じて配当金がもらえます。
配当利回りが2%越えている企業はゴロゴロ存在するのでインフレ対策にもなるし、資産を築いてく手段としても優秀ですね。
さらに長い目で見て貯金のリスクを考えてみる
今後、人生10年20年を考えた時大切なのは貯金をためる事なのでしょうか?
貯金では資産を築き上げるのは限界があります。
世界の資産家と呼ばれる方のほとんどが株や不動産でその地位を築いている事を見ればわかります。
貯金は突発的な出費などに対し流動性が非常に高く生活スタイルに合わせて必要額を備えておけば良いと思います。
貯金だけで資産を築き上げる事が難しい以上、必要額は貯金をして余剰金は投資にまわしていった方が賢明と言えるのではないでしょうか?
短期的な防衛資産として貯金は有効ですが長期的に見た場合、実質価値が大幅に目減りしてしまう可能性も考えておきましょう。
私は今後資産を築き上げる手段として株を選んでいます。
もちろん貯金もしてますよ。
貯金が必要ないとは言っていません。
貯金と投資のバランスが重要なのです。
実際40年前、今の年金生活者が現役の頃は年収が50万円だった、そういう事でこれは現実です。
日経平均も今の10分の1でした。
つまりその期間、現金で保有していた場合は実質価値が10分の1となり、現金を株に変えて保有していた場合は株価の上昇とともに10倍となっています。
これが低金利の貯金や現金だけを持っているリスクです。
これに配当金がもらえるので長期にわたり再投資を続けていた場合の違いはもっと大きな差となってきます。
これはアメリカでも同じで世界的に同じです。
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勝ち組と負け組の差
株や不動産で資産を持つ事は一時的な下落や暴落、そして様々なリスクはありますが、長期的に見たら右肩上がりに資産を増やしていっている事になります。
株価自体が上がり、企業の業績に応じて配当金を受け取り再投資して…の繰り返しがまさに資産家。
現金の預け先が違うだけなのにご近所やご兄弟で保有資産が何倍も違ってくるのが本当に興味深いです。
資産を築き上げて悠々自適にすごしている方と日々の生活で自転車操業な方の差。
「勝ち組と負け組の差とも言えるのではないですか?」
「どちらを目指しますか?」
たしかに株にはいくつかのリスクが存在するのは事実です。
いくらリスクを回避しても0にはなりえません。
しかし資産運用がこわいと貯金で実質資産を眠らせ目減りさせてる方が多くいる一方、積極的に運用に資金をまわし雪だるま式に増やしていっている人がいるのは過去の歴史が証明しています。
株は長期で適正に運用する限りは全員が勝者となるウィンウィンゲームとなる可能性が高いのです。
余剰金があれば多少のリスクをおそれず株を買っていく。
サラリーマンが貯金だけで大きな資産に築き上げるのは非常に難しいのだから。
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