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日本郵便の郵便の賢い使い方
個人がネットーオークションなどで荷物を発送する場合には早いお安くて便利なのは郵便局となります。
大口事業者などは特別に大口契約を結び、大幅に割引いた価格になりますが、それは年間何千単位で利用できるEC事業所となります。
ヤマト運輸のクロネコメール便が平成27年3月31日をもって廃止され、個人や小口事業所が月数十個出す程度なら郵便局で送るのが現実的になります。
私はオークションやメルカリでの小型荷物の発送は定形外郵便、レターパック、クリックポストを使い分けています。
すべてポスト投函で発送先までの配達が完結しますので便利ですね。
個人が安く商品を送るには郵便局を利用せざるを得ない状況です。
ネットショップが拡大して、毎月の発送個数が拡大していけば大口契約を考えましょう!
2017年6月には定形外郵便の値上げも予定されており料金に関しては強気な経営となりそうです。
しかし、今後、全国規模で小型荷物を配達するサービスが登場するとも考えにくく、個人にとって送料の問題がますます大きくなりそうです。
大口EC事業者はヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の中から見積もりを取り、もっとも自分のニーズに合う大口契約を結ぶことができます。
しかしながら利用が月100個以下のネットショップでは日本郵便の利用が最も手っ取り早いことになります。
※今後、サービス内容や価格などが変更される場合があります。
小型荷物の発送に便利な定形外郵便
定形外郵便なら信書も同封できる
定形外郵便は郵便なので現金、爆発物や危険物、病原菌など特殊なものを除いて制限なく送ることができます。
また郵便なので信書を同封しても問題ありません。
お礼状は信書に該当します。
小型荷物にお礼状を同封したい場合は定形外郵便を利用しましょう。
ちなみに宅配荷物に密接に関連する添え状・送り状は、信書に該当しても、そちらのほうが従となり無封である場合には、一緒に送ることが認められています。
(郵便法第4条第3項)
ちなみにメール便で信書は同封できませんので注意しましょう。
定形外郵便の利用条件
発送物は最大サイズが3辺の合計90cmかつ1辺最大60cmで、最大重量が4kgです。
覚えておきましょう。
郵便物なので切手を貼ってポストに差し立てすることができます。
料金は重さによって変わってきます。
1キロを超えてきた場合は割高になる場合がほとんどで、レターパックなど他の商品を検討した方が無難です。
また切手は金券ショップで割り引いて購入できますので実際の送料より安く発送して差額を儲けることもできます。
定形外郵便を利用する上での注意
定形外郵便にもいくつか注意点が必要です。
オークションなどでよく利用していますが私が個人的に気をつけた方が良いと思う事をあげていきたいと思います。
再発送可能なものであること。
定形外郵便は普通郵便扱いです。
輸送途上に破損があった場合、何らかの事業で相手につかなかった時に一切補償がありません。
荷物がつかない場合郵便局へ申し出れ探してはくれますが、時間がかなりかかるようです。
事務的に対応され荷物が見つからない事もあります。
郵便事故があった場合の対応は荷送人が行わなければなりません。
相手に荷物がつかないなどのトラブルが解決しない場合は、再発送した方が早い場合も多いのは事実です。
逆に再発送ができないような商品、高額商品を発送する場合は補償のある形で送りましょう。
送料は安いですが万が一、つかない場合や破損があっても補償がないので注意しておいてください。
梱包は自己責任なのでしっかりと。
中身が布とかなら特段、問題となりませんが破損しやすい場合は梱包材で中身を保護するようにしましょう。
さすがに、雑に扱われるような事はないと思いますが、全国へ大量に輸送されますので衝撃には耐えられるようにしておきましょう。
中身が封筒から飛び出る、輸送途中の衝撃で中身が壊れる可能性が想定されます。
梱包は荷送人の責任です。
壊れてついた場合の対応も荷送人が対応しなければなりません。
大切な荷物を受取人まできちんと届くように梱包はしっかりしておきましょう。
おすすめの緩衝材はこちら!
プチプチ緩衝材 ロール d36 巾300mm×全長10m
緩衝材は安いのでけちらずに利用しましょう。
あとあと破損トラブルに巻き込まれるストレスを考えれば激安です!
差出人、受取人を誰が見てもわかるように書いておく
差出人と受取人を紛らわしい表記の為に商品が自分のところに戻ってきた事例を聞いたことがあります。
また何かの事情で相手へ配達できなかったら差出人に返却されますのでしっかりと差出人と受取人を誰が見てもわかるように書いておきましょう。
商品を受け取った場合も差出人が書かれていないと気持ち悪いですよね。
オークションでもメルカリでもビジネスですので礼儀は守るようにしましょう。
丈夫な封筒付きのレターパック
封筒を買わなくて良いので非常に便利
郵便局の窓口で買う事もできますし、たくさん買う場合は配達員が自宅まで売りに来ていただける場合もあるようです。
レターパック自体が封筒になっていますので封筒を購入する手間が省けます。
実際に使ったことのある方はわかると思いますが封筒自体はかなり丈夫だと思います。
普通に使う限りではレターパックの封筒が破れるなんて事はなさそうです。
レターパックライトは360円、レターパックプラスは510円となっており同一料金で全国へ発送が可能です。
EC事業の発送に非常に便利な商品ですね。
またレターパック自体が金券ショップで売っているのでオークションなどではその差額を儲ける事ができますね。
塵も積もれば山となる。
この僅かな差額も積み重なれば大きいです。
サービスの違いに要注意です
レターパックライトは郵便受けへの投函が基本となるそうです。
レターパックプラスは対面での配達で印鑑またはサインをもらう事となります。
ライトとプラスでは配達方法が違うので注意が必要です。
ライトとプラス両方とも封筒にバーコードが最初からついています。
その追跡番号を利用して引受状況、到着状況、配達状況が調べられます。
荷物がどうなっているかネットで調べられるのは非常に便利です。
封筒の厚さの違いにも注意しましょう。
ライトは厚さ3cm以内という制限があります。
プラスはきちんと封ができれば厚さに制限はありません。
重量はライトとプラス両方とも4キロ以内となります。
レターパックのライトとプラス両方とも信書も同封可能なので覚えておきましょう。
レターパックのライトとプラス両方とも差出は郵便ポストでも可能です。
定形外との使い分けが重要となりそうです。
重さ、厚さ、追跡サービスのあるなしによって使い分けていきましょう。
商品名は詳細に書こう
日本郵便のホームページに商品名によっては航空機の輸送ができなくなる場合があると説明されています。
航空機に搭載できない場合1日~4日程度配達が遅れることがあるそうです。
HPを読んでいますと「日用品」や「プレゼント」では具体性に欠けるため航空機に搭載されないようになるそうですね。
誰が見ても何が入っているかわかるよう具体的に書く必要がありそうです。
内容品が確認できるよう、具体的な品名を品名欄に記載してください。
×日用品 → ○衣服、食品、CD
×雑貨、小物類 → ○食器、ボールペン
×スポーツ用品 → ○ラケット、ユニフォーム
×キャンプ用品 → ○テント、シュラフ
×ダイビング用品 → ○ウェットスーツ、シュノーケル
×プレゼント、ギフト → ○ゲームソフト、ネクタイ
出典:日本郵便ホームページ「航空機により輸送できないものは」より
梱包をしっかりしておく
封筒を見る限りA4の書類などでしたら梱包の必要はなさそうです。
ただ割れやすいものやこわれものを送る場合は緩衝材などによる梱包が必要となりそうです。
ただし、レターパックライトは厚さ3cmまでですので気をつけて梱包をしましょう。
またレターパックには両方とも補償はついていませんので商品は再発送可能であるか確認しておきましょう。
手間はかかるが値段は格安なクリックポスト
クリックポストとは
クリックポストは自宅でネットを利用して荷物発送の手続きをするサービスです。
利用にはYahoo!! JAPAN IDの取得とYahoo!!ウォレットが必要ですが値段が格安です。
自宅で運賃の支払い手続きとあて名作成をすませて郵便ポストに投函して完了です。
専用のあて名ラベルを自宅で印刷するのでプリンターが必要となります。
クリックポストのサイズと重量
長さ:14cm~34cm
幅 :9cm~25cm
厚さ:3cm
重量:1kg以内
この中で一番注意しなければならないのは厚さ3cmです。
服などを発送する場合、案外3cmを超えてしまう場合が多いです。
3cmを超えると引受を断られるので注意しましょう。
クリックポストの特徴
値段は全国一律で164円となります。
これは定形外郵便やレターパックと比較しても格安となります。
個人で発送する場合、クリックポストが一番安くなるパターンが一番多くなりそうです。
ポストに差し出して、郵便受けに配達が基本となります。
追跡サービスがありますので引受状況から配達状況まで確認できます。
クリックポストを利用する上での注意点
私がクリックポストを利用して気付いた注意点です。
自宅のプリンターで印刷したときに2次元バーコードが印刷されているかと思います。
このバーコードが郵便局で読み取れず、料金の決済ができないので差出人へ戻される事となりました。
自宅プリンターの不良や雨濡れなどで2次元バーコードが読み取れなった場合に戻ってくる可能性があります。
あとうっかり3cmを超えていて戻ってきたこともあります。
この3cmというのはけっこうシビアです。
計量スケールが売っていますので送達日数の遅れを考えた場合ぜひ利用を検討してください。
出品者用 強度2倍 定規 スケール1-3cm 厚さ測定定規
3cmの計量スケールが無理なく通る事が引き受けの条件となりますのでよく使われる方は購入されれば便利かと思います。
この3cm計量スケールはレターパックライトにも使えます。
また定形外郵便やレターパック同様に内容品の破損、不着に対する補償はありませんので注意しましょう。
また定形外郵便、レターパックと違い信書は同封できませんので注意しましょう。
商品内容を熟知した上で使い分けよう
定形外郵便、レターパック、クリックポストそれぞれに特徴があります。
またサイズや重さによって料金も異なってきます。
追跡サービスの有無、信書同封の可否の違いもあります。
料金の支払い方法も違います。
それぞれの商品の特徴を熟知した上でしっかり使い分けるのが賢い使い方と言えるでしょう。
個人のEC事業においてはいかに送料を安く抑えるかが利益に直結します。
どの商品がどの発送方法が一番適しているのか見極めて使っていきましょう!
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