本日、株による保有資産1000万円を達成しました。
2015年に100万円投じて本格的に株取引を開始しました。
その後、毎月の給与やボーナスの余剰金を投入しながら株を買い続けました。
集中投資しているジーエヌアイが寄らずのS高をつけて一気に保有資産が増えました。
目次(お好きなタイトルからお読みください)
ジーエヌアイとの出会い
ジーエヌアイと出会ったのはほんと偶然です。
2015年だと思いますが、そーせいという銘柄の株が大暴騰していく様を見ていました。
7年で株価が100倍になっている!
株の素人の私は驚愕すると同時に第2のそーせいはないのかバイオ株を血眼(ちまなこ)になって探していました。
いや。バイオ関連株は難しいのなんのって。
会社発表のIRをみる限りではどれも魅力的なんですよね。
ただバイオ関連株は極めてリスクが高いのはわかっていました。
なぜなら薬の上市は研究開発費が高くて万が一にも失敗したら会社もろとも吹き飛ぶくらいのリスクなんです。
でも万が一にも上市に成功したら莫大な利益が舞い込んできます。
ここら辺は株の素人の私でもよくわかりました。
当時はこれは一種のバクチみたいなものだな…程度の感覚しかもっていなかったと思います。
それでも少しくらいリスクの高い銘柄をもっていてもいいかな。
「競馬よりは勝てる確率は高いよね」、と程度の気持ちだったと思います。
その中でも繊維症の薬を開発しているジーエヌアイに目が行きました。
臓器の組織が傷つくとコラーゲンなどの繊維によって修復されるが、繰り返し傷ができると修復された部分がぶ厚く堅くなって血管も萎縮するため、酸素や栄養が行き渡らなくなり、最終的には臓器の機能が失われてしまう。線維症とはそういった病気の総称だ。
出典:異色の創薬ベンチャー、ジーエヌアイグループの展望(上)
ジーエヌアイの創薬技術
バイオ関連株と言えば抗がん剤や再生医療が中心となりますが、ジーエヌアイはピルフェニドンを中国で研究開発している会社です。
ジーエヌアイは物質名ピルフェニドンをアイスーリュイをして中国で上市、製造・販売をしている会社です。
アイスーリュイは難病と言われている特発性肺線維症の進行を遅らせる数少ない薬です。
日本では塩野義製薬がピレスパ錠として販売しています。
さて、ここまでは聞いてジーエヌアイが特別すごいって思わないですよね?
私も思いません。
ただここからがジーエヌアイのすごいところです。
2017年2月現在のパイプラインを見てみましょう。
アイスーリュイの項目に放射線性肺炎(RP)治療、糖尿病腎症治療(DN)、結合組織疾患を伴う間質性肺疾患(CTD-ILD)がありますね。
特発性肺線維症以外にも適用が拡大されています。
この適用拡大がなされているのはジーエヌアイだけなのです。
塩野義製薬やインターミューン社を出し抜いてピルフェニドンの適用拡大を実現させたのです。
それはジーエヌアイの「遺伝子ネットワーク」の解析技術によるものです。
ジーエヌアイ=GNI(Gene Networks,Inc)つまり遺伝子ネットワークこそがこの会社の名前の由来でもあります。
今回はこのアイスーリュイのIPFの治療薬として中国において保険適用を受けるとのIRが発表されてのS高となりました。
”これまでに保険目録に収載された医薬品は、その後 12 ヶ月間に患者数と売上収益が著し く増加する傾向にあります。”
とIRに記載されていたとおり保険適用により売上高が飛躍的に伸びる事が期待されます。
中国において特発性肺線維症の患者は50万人であり、かつアイスーリュイは進行を遅らせる薬であり飲み続けなければならないので大きな売り上げが期待できるわけです。
アイスーリュイの可能性
ではアイスーリュイの適応拡大の一つRPについて見てみましょう。
出典:ジーエヌアイIRニュース2016年12月期第2四半期決算説明会資料
ピルフェニドンは繊維症のみならず炎症も抑えてくれます。
RPにおいてはIPFを上回る65万人の患者がいるが承認された治療法がないという事。
RPへの適用拡大だけでも莫大な売り上げ増加が期待できます。
続きましてDNについて見ていきましょう。
出典:ジーエヌアイIRニュース2016年12月期 第3四半期報告書
糖尿病腎症は糖尿病による慢性的な腎臓の炎症により繊維化を引き起こす病気です。
最終手段が人工透析となります。
アイスーリュイは糖尿病腎症に関する繊維症にも有効であります。
特筆すべきはその市場規模です。
中国において糖尿病の患者数は9240万人でその20~30%の患者に腎疾患進行の兆候が見られるという事です。
現在、IPFの50万人と比較にならない人数です。
これ凄すぎでしょ…。
DNが上市されたら、アイスーリュイの売り上げは相当やばいことになりそうな予感がします。
結合組織疾患を伴う間質性肺疾患(CTD-ILD)も適用拡大の臨床試験が行われています。
同じピルフェニドンを扱わせても、他社とはここまで違いがでてきます。
その技術力の高さはパイプラインの多さだけではありません。
「遺伝子ネットワーク」の解析技術により副作用も予見できるとされ、
なんと現在までこの豊富なパイプラインに失敗がないのです。
これはバイオ企業にとって奇跡的な事でありそれを当たり前のようにやってのけるすごさなのです。
F351というとんでもない副産物を生み出しました
ジーエヌアイはアイスーリュイの開発途中で、F351という誘導体を見出しました。
このF351は世界を変える新薬になる可能性を秘めています。
肝線維症、肝硬変、慢性閉塞性肺疾患、肺線維症、心筋線維症、腎線維症、血管線維症などにいわゆる臓器の繊維化の特効薬として期待されています。
そしてF351はアイスーリュイの何倍もの効果が期待されています。
特にF351でNASHや肝硬変の進行を食い止める事ができればまさに世界初で想像もできない患者数となる訳です。
現在ジーエヌアイでは肝繊維症の特効薬として研究開発を進めており、米国及び世界的に見ても承認された治療法がない状態だという事です。
出典:ジーエヌアイIRニュース2016年12月期第2四半期決算説明会資料
最後の行…NASH及びNAFLD市場は350億米ドル?!
もしF351が世界的に肝臓の新薬として上市した場合、株価はどうなるのでしょうか?
私には想像できない規模ですね。
癌治療に抗がん剤、細菌感染に抗生物質、繊維症にF351という時代がくるかもしれません。
世界中で繊維症で苦しんでいる患者の希望の光となる日がやってくる事を切に願っています。
私がジーエヌアイに集中投資する理由の一つでもあります。
投資は自己責任です
最後に投資は自分で調べてみる事が大切です。
記事の内容には私の希望的観測も含まれています。
特にバイオ関連株はパイプラインの進捗状況によって激しく価格が変動します。
株価が10倍になる可能性もあれば1/10になる可能性もあります。
ジーエヌアイは仕手筋、機関投資家も相当参入していますので株を保有するだけでかなり疲れます。
強烈な価格変動を経験したことのない初心者には間違いなくおすすめできない株です…。
くれぐれも投資は自己責任で!お願いしますm(__)m
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