もう迷わないバリュー投資の本質|順張りと逆張りで意味が変わってきます

株を勉強し始めて一番最初に目につくのはバリュー投資です。ただ一言にバリュー投資って言っても奥が深いのなんのって。株をはじめて勉強してバリュー投資をわかったつもりになりますが、まだ入り口に立っただけの状態です。

少しでもバリュー投資の本質を理解してもらう為に記事を書きましたがそんな私もバリュー投資に関してはヒヨコなのです。専門書を何冊読んでも真にバリュー投資を理解する事は難しいのです。

 

 

結局、バリュー投資ってなんなのか

世間で大人気のバリュー投資。書店の資産運用コーナーにいけばバリュー投資の文字を目にするし、株の運用サイトに行けばバリュー投資の文字を目にします。
そんなバリュー投資ですが、調べれば調べるほどわからなくなってきます。

実際にバリュー投資家と名乗る方の投資手法も投資先銘柄も十人十色です。

言葉が一人歩きしている感があり、実際バリュー投資とグロース投資の境もなくなってきています。優待バリュー投資なんて言葉もよく聞きます。

そんな十人十色のバリュー投資の共通点を探していく事で、すこしはバリュー投資の本質に迫れるかもしれません。バリュー投資家が買う株の共通点は何なのでしょうか?

バリュー投資家は投資先の株にバリュー(価値)を見出しています。

株に価値があるからこそ買う訳です。どこに重点をおくかは投資家によって大きく違ってきます。バリュー投資とは自分が価値あると思った株に投資していく事になります。

 

資産株が欲しいならPBRに低さに価値を見出し、純利益の収益率を求めるならPERに低さに価値を見出し投資していきます。

配当金の利回りに価値を見出す投資家もたくさんおられますし、株主優待を目的に株を買っておられる投資家もたくさんいます。

企業の成長性に価値を見出すなら、赤字企業だって立派な投資先となりえます。赤字企業が黒字転換した場合、株価は大きく跳ね上がる事になります。

何故その株を買ったのか?どうしてその株を持っているのか?その理由と所有目的をはっきり答えられるならバリュー投資と言える訳です。

逆に雰囲気や他人につられて買ってしまい、所有目的を言えない企業に投資するなら、インデックスファンドに投資しておく方がましですね。

 

バリュー投資は簡単だけど奥が深い

バリュー投資って非常に簡単です。ファンダメンタルズ分析により、各種指標と財務諸表さえ読めるようになれば誰だって簡単にバリュー投資をはじめることができます。

テクニカル分析みたいにチャートの流れや形状により短期で売買する訳ではありません。ファンダメンタルズ分析により、その株にバリューを見出すだけなのです。

ネットネット株みたいなたくさん現金を抱えている資産株を買うのも良し、一株利益がきれいに右肩上がりな収益バリュー株も買うのもいいですね。

新商品の開発を狙ったり積極的に事業を展開成長株も魅力に見えてきます。

こんな貯金が極めて低金利の時代だから高配当、高利回りの株も欲しくなりますよね。株主優待をたくさんもらって株価を気にせず株主優待生活をおくってみたいです。

人によって株の価値をどこに重きをおくかは違いますが、それはスタンスの違いにすぎません。100人投資家がいても、そのポートフォリオ、売買時期は100人とも違います。

バリュー投資は、はじめるのは簡単だけれど、続けるのが難しいのです。

こう読んでいるとすごくバリュー投資って簡単に思えてすぐにでも始められそうですね。しかしはじめるのは簡単でも、長期に渡り継続し続けるのは最難関な投資手法と言えるでしょう。

多くのバリュー投資家が脱落していく理由がここにあります。

バリュー(価値)を感じて買った株でも、株価は下がってしまいます。株は上下を繰り返しながら企業の成長・衰退に応じて価格を形成していきます。

バリュー投資家は投機家ではありません。基本的に短期売買はせず、長期保有が前提です。バリュー投資家は株に「価値」を見出せているなら保有する事が前提になります。

 

バリュー投資家は株価が下がったからと言って株価を見て売りません。

買った理由を思い出してください。ファンダメンタルズ分析によってその株に価値を感じて買ったのなら、保有の株にバリュー(価値)がなくなった時に売ります。

例えば配当金目的でその株を買ったなら、配当金が捻出されなくなった時が売り時という事になります。

特に決算に関係なくまわりの投資家の思惑で大きく株を下げた時はバリュー(価値)は上がっています。

企業業績は変わりないのにPBRやPERはもっと低くなり、配当利回りは高くなってお買い時になっている訳です!市場はより非効率になっていき保有株の魅力がましてき、もっと買い増したくなる瞬間です。

含み損は増していき悲しく苦しい状態なのに保有株のバリュー(価値)は倍増されていますので喜んで買い増していく事になります。非常にメンタルの強さが求められます。

バリュー投資家はネット上では下手なナンピンすかんぴんと揶揄されています。含み損も増しながらもひたすらバーゲンセールで買い続けるメンタルが必要とされます。

株において名言があります。落ちるナイフを掴まない。

しかしバリュー投資においては落ちるナイフなんて気にしないで掴んでいきます。右手で掴んでみて、掴みきれなかったら左手で掴みにいきましょう。左手でも掴み切れなかったら跳ね返ったナイフを血まみれになりながら必死に掴みに行くことになります。

世界一の投資家ウォーレンバフェットも暴落時こそが最大の買い時だと言っています。

世界的投資家は暴落を上手に利用して資産を増やしていっているのです。安定安心の貯金をメインにお金を貯めてきた人にとっては普通の感覚ではないかと思います。我々の普通の感覚では恐怖に対して逃げたい気持ちでいっぱいです。

暴落をバーゲンセールと喜ぶなんて感覚にはなれません。せっかく価値ある株を見つけて数年に一度のバーゲンセールがやってきたのに、そこで逃げていきます。だから多くのバリュー投資家は成功しないのです。

 

含み損がでたら、さっさと損切りしてすっきりしたいです。

その人間本来の気持ちに逆らい続けるのが真のバリュー投資家ありバリュー投資の難しいところでもあります。

バリュー投資は長期投資が基本です。相場に身を置いていれば大暴落で身が割かれるような思いに何度か経験します。そんな時に下がった株価を見て喜ん積極的に買い増したバリュー投資家こそが大成をおさめます。

 

バリュー投資家を目指している方へ

暴落相場でバリュー投資家の多くが脱落していきます。多くのバリュー投資ブログが更新がストップして、掲示板などのネットでは、バリュー投資家が叩かれまくります。しかも、その株価の低迷時期は数年続く事がありひたすが我慢の時期が続きます。

ひたすら自分の信念に従い市場と向かい合えばそれなりの資産を得られるのも事実なのです。

それでもバリュー投資を始めますか?バリュー株を買うのは簡単ですがバリュー投資を継続するのは強靭な精神力が求められます。

 

バリュー投資はどこまでも奥が深いです。

株の魅力を知れば知るほどバリュー投資のバリエーションも広がりより価値の高い株と出会える事になるでしょう。

また勉強すればする程、よい株に巡り合える精度も上がっていきます。特に名著と呼ばれる株の教科書は、一通り目を通しておきましょう。

 

今後の長いバリュー投資人生で絶対に役立ってくれる事と確信しております。

私も自分の投資に疑問を持った時は基本に立ち戻り、もう一度基本から勉強し直します。今、持っているバリュー株は本当にバリュー株なのか?もっと価値ある株はないのか?

 

結局、株の投資とは日々勉強と銘柄のファンダメンタルズ分析の繰り返しとなります。

 

 

逆張りと順張りどちらが自分に合っているのか見極める

バリュー投資を行う時、逆張りか順張りどちらを使えばよいのでしょうか?

逆張りは暴落した株を買い進む手法で、順張りは上がっていく株を買い増していく手法です。

結論から言えば逆張りと順張り全く正反対の手法ですが、自分のスタンスを崩さなければどちらでもしっかりと利益をあげる事ができます。

 

逆張りはひたすら暴落中を買い進む手法

逆張りは下がっていく中を買い進むのですぐに含み損が膨らんでいって投資の初心者にはつらい手法かもしれません。

暴落が落ち着いて再び、反転するまでひたすら割安状態の株を買い進む必要があるからです。ファンダメンタル的に問題なければ、株価は必ず持ち直す時がきます。

その時まで信念持って保有し、買い続けることになります。

 

そして株価が持ち直したら。いままでのマイナス状態が一転して、かなり大きな利益となります。

逆張りに必要なのは。しっかりしたファンダメンタル分析と、保有し続ける鉄の精神という事になります。

 

伸びる株をひたすら買い増していくのが順張り

逆張りとは正反対の手法になります。順張りはしっかり成長していっている年初来高値を更新するような価値ある株をひたすら買い上がっていきます。

順張りの魅力は株価が青天井だという事です。

株価が倍になる事もあれば10倍まで跳ね上がる事だってあります。投資家の多くがその企業の価値に気付きみんなが殺到して買っていきます。

順張りにおいては我慢は危険です。

株価が反転するようなら、早い内に積極的に損切りをしていかないと大損してしまう可能性もあります。

株価が青天井で上がっていくにしてもどこかで歯止めがかかり、その後株価はしっかり落ちていきます。急転直下です。

IRの発表で成長が少し鈍化しただけで、大暴落になってしまう事もあるのです。

トランプのババ抜きに近い状態をイメージしてもらえばいいかと思います。

早く売り抜けた者が勝ちとなります。必要以上に暴落してしまう可能性がありますので、我慢は必要ありません。(必要以上に投げ売られている銘柄を喜んで買い進むのが、逆張り投資家であります。)

もともとファンダメンタルズ分析では割高といえる株が、さらに何倍にも上昇する事を期待して買っていくのです。

順張りのバリュー投資がよく使う指標はROEとEPSです。

割安株を探す投資家とは見る場所が違います。成長を継続し続ける企業を探し当てる必要があります。そして成長ストーリーが崩れるようなら、早めに損切りをする。ババ抜きで負けない事がポイントです。

順張りバリュー投資は勝率は低いです。なぜなら細かい損切りをしながら株価が何倍にも膨れ上がる企業を探し続ける手法だからです。

ROEの高さやEPSが右肩上がりな点に注目して、成長企業に積極的に投資し細かい損切りを繰り返す事で資産を増やしていきます。複利の力でどんどん資産は膨らんでいく事が魅力でもあります。

 

逆張り投資も順張り投資もどちらも精神力が求められます

何度も申し上げてきたことですが、逆張り投資家にとって暴落は、企業価値と株価が乖離して、株の魅力が増していきます。株価に着目するのではなくひたすら企業価値に目を向け続けなければなりません。

順張り投資家は大きな成長を見込んだ企業を買い進めていく事になります。

ただ自分が思っている成長ストーリーが外れた場合は、残念ながら躊躇なく損切りの必要に迫られます。

成長ストーリーが崩れ落ちた高PER、高PBR株の株価は見るに耐え難い状況となるからです。

勝てるときは大きな利益を得られますが、自分の思うように成長を続ける場合はまれで損切りがひたすら続く事があります。成長を信じて買った企業を、躊躇なく損切りし続けなければなりません。こちらも勇気と強い精神力が必要とされます。

つまり逆張りも順張りも強い精神力を求められます。

どちらが正解という訳ではありませんが確固たる投資スタイルを築き上げていく事が重要です。自分のスタイルを築き上げた勝ち組バリュー投資家は逆境に陥っても、淡々と自分のスタイルに従って行動できるのです。

確固たる信念があるので、暴落で買い増すのが「快楽」であり、成長株を損切りする事は「作業」でしかありません。

 

私たちが持つ最大の武器

投資においては結果がすべてです。最終勝たなければ、虎の子と言えるお金を株に投じた意味はありません。しかし、バリュー投資においては結果がでるまで時間がかかります。その日のうちに答えの出るデイトレードとは根本的に違います。

時間をかけた分、得られる利益も多い事は、過去の相場の歴史が証明してくれていますのでご安心ください。

投資の世界は日々、世界規模で札束による殴り合いが各地で繰り広げられている世界なのです。

市場には個人投資家、大口投資家、機関投資家、長期投資家、デイトレーダーの全員が参加してお金の奪い合いが繰り広げられています。

そんな壮大な争いの中、我々、個人投資家は全体から見れば米粒みたいなもの。

真剣に戦っても勝ち目のない戦いとなります。機関投資家は潤沢な資金で空売りを繰り返し売り誘います。そして狼狽売りが落ち着いてきたところで、機関投資家は安値で一気に買い増してきてます。こんな事が当たり前のように繰り広げられています。

サラリーマン投資家は日中、会社で働いています。株価を見ることすらできないのに、そんな戦いに参加してどうやって戦っていきましょうか?

大丈夫です。機関投資家には決してない心強い武器を私たちは持っています。

何かわかりますか?

それは時間と言う武器です。

 

時間は投資において非常に強い武器となります。

機関投資家には決算があり、限られた時間の中で結果を出し続けなければいけないので、腰を据えた投資ができません。それに比べ私たちは事実上、無制限の時間を武器を持っていますので、ゆっくりと買い進んでいって、ゆっくりと利益を確定させていけばいい訳です。

短期売買はせず、世界の経済の成長に身を任せます。世界経済は長期に渡り成長し続けていますし、それはこれからも変わらないでしょう。個人投資家は長い時間を味方につけて、のんびりと構えていればいいのです。仕事をがんばり、趣味に興じ、日々の生活を送りながら株を見守っていけばいいのです。

サラリーマン投資家にとってデイトレや短期スイングトレードは向いていません。兼業投資家にインデックス投資やバリュー投資が好まれているのはそういった時間の制約によるものです。

インデックス投資家は一流のプロと戦っても平均点を叩き出してきますし、バリュー投資家は投資戦争なぞ目もくれずに企業の本質的価値と株の価格の違いを追い求めます。

 

 

株式市場はゼロサムゲームなのか否か?

ゼロサムとは合計すると0になるということです。

マーケットにおいては、一方が利益を得たならば、もう一方は損していることになります。
つまり全体としてはプラスマイナスゼロになるこであります。

株式市場は超短期投資、デイトレードにおいては完全なゼロサムゲームでありお金の奪い合いとなります。

短期間で売買益を狙うなら、ゼロサムゲームに参加している事になり資金量や情報量が絶対的に物を言います。つまり機関投資家が絶対的に有利です。

しかしながら見込みある企業を長期に渡り株を保有する場合はゼロサムゲームとは違ってきます。株には配当収入や株主優待が得られます。また株式分割、自社株買い、1株利益上昇もあるのでゼロサムではありません。

大切なのはファンダメンタル分析を行って価値ある企業に投資する事です。価値ある企業を長期保有するバリュー投資は全員が勝者となれる可能性があります。まさにウィンウィンゲームに参加できる可能性を秘めているのです!

 

 

動画も公開中です。ぜひご覧ください

ぜひチャンネル登録よろしくお願いします。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました