サラリーマンとして給与所得だけでは不安だから副業をされている方は大勢います。
私も副業をしています。
サラリーマンの傍ら株式投資とアフィリエイトをして、わずかながらですが不労所得を得られるようになってきました。
さて、寝ながら不労所得を得るビジネスモデルにネットワークビジネスがあります。
副業としとネットワークビジネスは一見魅力的に見えます。副業としてのネットワークビジネスについて考えてみました。
目次(お好きなタイトルからお読みください)
口コミを通じて広がるネットワークビジネスの罠
ネットワークビジネスは口コミを中心に展開していくので、昔の知人や職場の同僚からもよく誘われます。何回誘われたかな?大学時代の知人にも誘われたし、職場の同僚からも誘われました。
最近ではSNSを通じて、仲良くなってからネットワークビジネスを誘うという手段も流行っているみたいです。
ネットワークビジネスそのものは違法性はないし、中には大手企業も存在します。
実際にネットワークビジネスで成功している人がいるものの、いろいろと問題が存在するのも事実です。
ネットワークビジネスは一種の宗教みたいな熱心さがありますので、知識としてネットワークビジネスについて知らないと深く考えず足を踏む入れてしまう可能性があります。
特に誘われる相手が友達だったり、同僚だったり、近所の人だったりすれば上手に断る方法を知っておきたいものです。
相手は一種の宗教的なのめり込みをしていて、熱烈に勧誘してくるからですね。
違法ではないけど理解を得にくいビジネスモデル
ネットワークビジネスは別名マルチレベルマーケティング(MLM)という名称で呼ばれることもあります。
日本にも数多くのMLMの会社が存在して、マルチ商法とも言われています。
商品を口コミを通して連鎖的に販売していき、その流通網が蜘蛛の巣のネットに似ていることからネットワークビジネスと呼ばれています。
ネットワークビジネスでは大々的な広告をうたない代わりに販売員に手数料が入ります。
まぁこれだけ見ていればアフィリエイトと代わりありません。
実際に純粋なビジネスとしてだけ見れば悪くないとも思えますが、ネットワークビジネスではランクアップ制度が多くの会社で導入されており、成績をあげる為にかなり強引な販売がされる場合があります。
そして、現在においてネットワークビジネスは特定商法取引の厳しい規制の中にあります。
読んでみるとまともにビジネスできないのではないかと思うくらいに厳しいです。
思わぬところで違法行為をしてしまう可能性のあるネットワークビジネスを積極的にしようとは思いません。
逆に言えばそれくらい誤解を生みトラブルを起こしやすいビジネスとも言えます。
ネットワークビジネスで成功するのはほんの一握り
一番の問題は昔から流行っているそのビジネスモデルにあるかと思います。
友人をお茶に誘って、ネットワークビジネスだと告げずにそこで普通に儲かる仕事をしている感じで話をします。
そう言われると誰だって興味は湧きます。
その時点でもまだネットワークビジネスとは告げずにアップライン(自分の上位紹介者)に会わせたり、事務所に連れて行こうとします。
そして言葉巧みに会員にならせるばかりでなく、大量の商品を買わせてネットワークビジネスに参加させようとします。
最後の最後に「まずは自分で商品を使ってみて成績をあげて代理店になりましょう」と言われ、目玉飛び出そうになるくらいの金額を要求されます。
無理だと断っても、今しないでいつするの?このまま平凡な生活を続けるつもり?夢は叶えたくないの?一緒にビジネスがんばろう!と永遠に押し問答が続く感じです。
まわりには熱狂的なネットワークビジネス信者ばかりなので何を言っても無駄です。
ネットワークビジネスだと気付いた時点で約束があるから帰るときっぱり言い切ってサッサと帰るべきです。
どれだけ議論しても無駄です。
何を言っても応答マニュアルがあり、ひたすら議論が長引いて疲れるだけですよ。
友達には悪い気がしますが、ずるずるとその場にいると余計に帰れなくなります。
お互い無駄な時間を過ごさないためにもネットワークビジネスと気付いた時点で、何を言われようが帰るのです。
アップラインの方に会わせようとしますが、興味ないと断りましょう。
そのアップラインの方は数多くの人を誘い込んでいる百戦錬磨の達人です。
友達に期待を持たせない為にも、きっぱりと興味ない、予定があると言って帰ってしまうべきです。
セミナーにでたりアップラインの方と会ったりして友達に期待を持たせると、親友関係は修復不可能になる可能性もあります。
いづれどこかで断らなければならないので、断るのは早ければ早いほど良いと言えるでしょう。
ちなみに私を誘った何人かの知り合いは例外なく全員ネットワークビジネスをやめられました。結果としては、多くのお金と人脈を失っただけです。
実際に成功するとなれば非常に難しいのです。ほんのごく一握りの成功者が輝いて見えているだけの世界なのです。
ネットワークビジネスは時代遅れとなりつつある
アフィリエイトも10人に1人と言われていますが、ネットワークビジネスはさらに狭き門となっています。
ネットワークビジネスで成功するのは400人に1人と言われるくらいの狭き門です。
知人友人が1000人くらいいて、その人達にネットワークビジネスを勧誘し続けられる勇気と根性があるなら成功する可能性もあるでしょう。
さらに言えばネットワークビジネス自体が下火になってきています。今はネット社会です。インターネットの聡明期ならネットワークビジネスもわかりますが、あらゆる口コミが瞬時に共有される時代です。
実際にネットワークビジネスの会社の売り上げも大きく下げ続ける傾向にあります。まさに10~20年前が一番の花形だった時代遅れのビジネスと言えるでしょう。
仮にネットワークビジネスを本気でやろうにも、その強引な手口がインターネットで批判の嵐の為となって、誰の目にも簡単にとまって負の連鎖が続いている感じです。
もはや副業としてのネットワークビジネスは考えない方が良いかと思います。
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