4月に新入社員が入ってきて活気にあふれる職場ですが、やはり新入社員の方は失敗が多くなり上司に注意される場面を多く見ます。
もちろん私も注意する事はあります。
新入社員はまだ仕事が慣れていなくてある程度失敗して仕事を覚えろみたいな雰囲気もあります。
ただ同じ新入社員でもあまり失敗せずそつなく仕事を覚えていく方もいます。
同じ時期に入社し、同じカリキュラムで研修を受けて仕事をしているのに、この違いはなんだろうと気になったので、自分なりにリサーチした結果見えてきた事がいくつかあります。
目次(お好きなタイトルからお読みください)
失敗しない新入社員が気になりました
失敗しない新入社員は他の新入社員や先輩が失敗した場面を見ては、それをリスト化していました。いわゆる失敗リストを持っていたので見せていただきました。
感心したのはその失敗リストには誰もが一度は通るであろう失敗の道が書き込まれ、ミスを回避するためのチェックポイントもついていました。
他社の失敗を自分の失敗に置き換えて研究する事で、誰もが通るであろう失敗の道を回避していたのです。
失敗リストを作り最初から失敗しない新入社員がいる一方、何回注意されても再び、同じ失敗を繰り返す人がいます。
挙句の果てに呆れられて上司は注意する気すら失せてしまいます。
この違いはなんなのでしょうか?!
それはもう意識の違いとした言いようがありません。
失敗リストを作っている新入社員は非常に要領が良いと思いました。
どの会社、どの業界でも失敗しやすいポイントは存在します。
そのポイントを事前に察知してリストアップしていくのです。
他人の失敗している姿を糧にして、自分は失敗を回避しているのです。
私も長い仕事人生でいろいろ失敗して、今度は同じ失敗をしないようにいろいろ対策してきました。でも他人の失敗すら自分の経験とする彼はさらにその上を行っていますね。
さて失敗をしやすい時はだいたい状況が似ています。
今まで自分の失敗、他人の失敗いろいろな失敗を見てきましたが、一定のパターンがあります。
失敗を誘発するパターン
時間に追われている時
忙しかったり、自分に余裕のない状況ですとどうしても失敗が誘導されてしまいやすいです。
いつものペースで仕事できている時はしっかりルーチンワークを守って手順通り仕事ができますが、どうしようもなく忙しい時には手順を省いてしまったり忘れてしまい、失敗が誘導されます。
忙しいのは回避しようがないので、せめて自分の気持ちだけは落ち着かせましょう。
深呼吸ならその場でできます。
お腹の中で息を吸って、自分を取り戻すことが大切です。
ダブルワークをしている時
人はコンピューターみたいに上手に並列作業ができません。一つの仕事に取り掛かっている途中で、話しかけられ他の重要な仕事が入ったりするとうっかり前の仕事を忘れてしまったりします。
その対策として余程、緊急事態でない限り一つの仕事をやり終えてから次の仕事に取り掛かるように心がけています。
また〇〇時にいつもと違うルーチンワークが入っている時は、携帯のアラームを設定しておく事もあります。
人は複数の作業を同時に行うと著しく能力が落ちると認識する事が大切です。
疲れがたまっている時
寝不足だったり、風邪をひいていたりいつもと違うコンディションの時はミスが増えてしまいます。
またストレスを抱えている時、頭の思考が飛んでいる事もあります。
意識が散漫になるので失敗も増えてしまいます。
疲れている時や調子が悪い時はこまめに休憩をとると同時に無理はしない事です。上司にその旨相談するのも大切です。
慣れていない仕事に取り組む時
慣れていない仕事をしている時は、自分の失敗にすら気付かない事があります。自分では正しい手順で行っているつもりでも、間違っている可能性もあります。
初めての仕事や慣れていない仕事に取り組む時は十分に注意を払って、少しでもわからない事があれば自己判断せずに聞く事は失敗を防ぐ事になります。
最後に
人間なのでどうしても失敗は付きまといます。会社もある程度の失敗は想定した上で、対策をこうじています。
ただ、自分の努力と注意で避けられる失敗はなるべく回避したいものです。
失敗すると上司に怒られて、落ち込みます。
落ち込んだ気分で仕事をしていると、また失敗が誘発されて悪循環が発生するからです。
失敗は避けられるだけ避けて通りたい道であるという事を忘れないでおきましょう。
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