小学生の頃って一日が長くてなかなか時間がたたない感じがします。
大人になり年を取れば取るほど時間の流れが早くなるといいます。
たしかに中年になり、何もしないまま気付けば一日が終わっているっていう事もありますからね。
それに比べ小学生の頃は時間がたつのが長く感じます。
えっこんなに遊んだのにまだ午前中なの?みたいな感覚は大人になったら味わえません。
そんな小学生にぜひおすすめしたのは読書です。
ついついゲームに手を出してしまいがちですが、「本を読む」ことは考えを豊かにしてくれ想像力を育んでくれます。
本好きな子供に育って欲しい、そう願っている親御さんも多い事かと思います。
本を好きになるには面白い自分の好きな本を好きなだけ読ませてあげる事が大切です。
逆に無理矢理、親が選んだ本を読む事を強要してしまうと読書嫌いになってしまう可能性があります。
多くの人がはまった名作といえる図書をさりげなくすすめてあげればいかがでしょうか?
決して強要はしてはいけません。
でも手元にあれば読んでみたくなるもの。
本は面白い!とわかればどんどん自分から読むようになるので、たくさん本を買ってあげましょう。
目次(お好きなタイトルからお読みください)
ドリトル先生アフリカゆき
名作中の名作です。
私が小学生の時に読んで一番面白かった本で今でも強烈な印象と共に頭に残っています。
動物と話ができる名医ドリトル先生の物語は、すべての小学生にぜひとも読んでいただきたいです。
子供の想像力をかきたてて動物と仲良くしている姿を自分に重ね合わせてしまいます。
本当に面白いですよ!
エルマーのぼうけん
小学校に入学したらぜひ読んでもらいたい本です。
動物島にとらわれているりゅうの子を助ける為の大冒険。
勇敢で心の優しい男の子の冒険物語で読んでいるだけでワクワクします。
読み聞かせなら幼稚園の子でもきっと聞いてくれるでしょう。
発売されてから半世紀以上たった今でも人気のある物語で、多くの子供たちに読まれ続けています。
怪人二十面相 (少年探偵)
江戸川乱歩による、名探偵明智小五郎と少年探偵団の物語です。
変幻自在の愉快犯・怪人二十面相と名探偵明智小五郎の対決は今読んでも色あせていません。
小学生でも読みやすいように大きな字で漢字にもルビがふってあります。
半世紀に渡って図書館でたくさんの少年少女を魅了し続けてきた少年探偵団は今でも健在です。
ミステリー小説の王道でミステリー小説への第一歩とも言えるでしょう。
はてしない物語
ミヒャエル・エンデの一冊です。
古本屋で見つけたある一冊の本のために、未知の冒険へでかけることになった少年の物語です。
本が分厚くて、文字数も多いのでもしかしたら高学年でもきついかもしれません。
ただぜひ家庭に1冊おいておき、いつでも読める状態にしてあげて欲しいです。
子供の頃にはてしない物語を見て、ネバーエンディングストーリーを見て育った私は幸せ者だったのかもしれません。
二分間の冒険
高学年になればぜひとも読んでもらいたい一冊です。
低学年でも何日もかけてぜひとも読み聞かせをしてあげたいです。
真っ直ぐな正義感に、成長過程での心の葛藤、女の子とのなんとも言えない関係など、読んでいて胸が締め付けられる事もあります。
ファンタジーは外国のお城のような舞台だけじゃなく、身近な日本の小学校でも十分に成り立つことができる事を証明してくれた小説でもあります。
物語を自分の小学校に置き換え、主人公の姿を自分に投影してどっぷり感情移入してもらいたいですね。
シャーロットのおくりもの
子ブタとシャーロットの友情を描いた傑作中の傑作です。
児童書とはいえ大人が読んでも作者の力量に圧倒される本です。
ぜひ一人でも多くの子供たちにこの本を本でもらいたくご紹介させていただきました。
子供たちに世の中にはこんなにすごい本があるんだよ、と教える一冊にもなるかと思います。
生きるという事を考えさせられ、生きる事に勇気づけられる児童書を越えた一冊です。
こういう素晴らしい本をたくさん読んで感性を養っていってもらいたいですね。
モモ
まさに哲学への第一歩といえる本ではないでしょうか。
あのミヒャエル・エンデの名作です。
今の自分自身へ向けた強烈な皮肉にもなっているこの本。
時間泥棒VSモモの戦いです。
子供にもぜひ読んでもらいた一冊ですが、時間に余裕がなくなってきている私も読まなければいけない一冊ですね。
まさに時間の意味を問いかけてくるファンタジーでありならがら哲学書でもある本です。
赤毛のアン
映画にもアニメにもNHKドラマなった赤毛のアンは、ぜひ原作を本で読んでもらいたいです。
読み始めればすぐにアンの魅力に魅了されていくでしょう。
おしゃべりだけども、正直さ、真摯に生きようとする姿には誰もが共感していくはずです。
どれほどの女の子を魅了してきたか想像もつかない不屈の名作です。
心がくじけそうになった時、アンの事を思い出してください。
都会のトムソーヤ
本嫌いの子には都会のトムソーヤをどうぞ。
分厚くて細かい字ですが、非常に読みやすくて一気に読破できる事かと思います。
本を読み切るって事は自信にもつながります。
頭脳明晰な創也とサバイバル能力の高い内人の二人がおりなす現代版冒険記です。
だれも知らない小さな国―コロボックル物語
日本のファンタジーの原点とも言われているコロボックル物語。
2017年2月9日作者の佐藤さとるさんが亡くなられました。心よりご冥福をお祈りいたします。
300万人以上が愛し続けたコロボックル物語。
今では有川浩さんが新たなコロボックル絵物語「だれもが知ってる小さな国」を引き継がれています。
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