アメリカの金利上昇の先にあるものは|株をするなら米国の金利に注目しよう

株の歴史的な暴落をピンポイントであてる事はできませんが、過去の暴落からある程度、方向性を読み解く事ができます。

特に気にすべきは米国の金利です。
現在、アメリカにおいては本格的に金利の上昇面に入っていきました。

大きな暴落が起こらない限りは長期的に見て金利は穏やかに上がり続ける事になります。

今後は2019年まで年3回ペースで0.25づつの利上げが行われる見通しとなっています。

 

 

アメリカの金利上昇の先に何が起こる?

そこで気をつけたいのは株価の暴落です。

過去の歴史を読みほどいてみると、株価の大きな暴落は政策金利が高いときに起こることがわかってきます。
では何故、アメリカの政策金利が上がると株価の暴落につながるのでしょうか?

まず、金利をあげればあげる程、お金がドルに集まってきます。

米ドルは世界的に価値がありますので、世界中の巨額なマネーでドルが買われる事になります。

するとドル高になり、アメリカの輸出企業にとってはマイナス要素となり企業業績が悪化していきます。

また、金利が上がると事で、金融機関への利息の支払いが増えます。
多くの企業で金融機関から資金を調達しているので、利息の支払い分、利益を圧迫して業績が低下してしまいます。

企業はお金を借りにくく設備投資に消極的になり、企業の成長戦略を阻む要因にもなる訳です。

 

そして住宅ローン金利の増加により、毎月の債務の支払いにも影響します。
中流階級の人々の生活を圧迫し、ローンの不良債権化を招きます。
リーマンショック前のサブプライムショックがまさにそれ。

つまり…政策金利を上げることは一般的には経済を冷やすことに繋がるのです。

 

 

アメリカ株の暴落は日本株の暴落に直結します

そして米国の景気にもろ影響を受けるのが日本です。
過去のリーマンリョックにおいても米国以上にダメージをくらい、立ち直りが遅れたのは日本株でした。

つまり、株をする以上、米国の政策金利は意識せざるを得ない状況とも言えるのです。

実際に過去の暴落と米ドルの政策金利を見てみて、相関関係を考えてみましょう。

 

過去の大きな暴落時のアメリカの政策金利は次のようになります。

1973年1月のニフティフィフテイは5.94%でした。

1987年9月のブラックマンデー時の金利は7.22%でその後の日本の景気にも暗い陰を落とし続けました。

2000年9月のITバブルが崩壊した時の金利は6.52%で日本の株価にも大きな影響を与えましたね。

直近のアメリカ株の大暴落は2007年6月リーマンショックで金利は5.25%となっていました。
今まさにリーマンリョックから完全に立ち直り金利の上昇面に入っている訳ですね。

 

 

予想に意味はないが備える必要はあります


株高の今、1%の政策金利はまだまだ低いと言えるでしょう。

株で運用する方が利回りに期待が持てますので、株価の歴史的大暴落の可能性は低い気がします。

現在、長期的に3%程度までは金利が上がっていく事が予想されています。
過去の歴史的暴落時は米国の政策金利は5%を超えています。

 

とは言ってもPERやリーマンリョックからすでに10年経過している事を考えたら、いったいどれくらいの金利がレッドラインなのかは誰にも予想がつかないかと思います。

私、個人の感想としては今の金利はまだまだ低いけど、株価の指標を見ていると過去の金利5%の前に暴落は起こりそうな気がするとしか言えません。

 

歴史的な高値をいつまでも更新し続けるとも考えにくいです。

どこかで調整を挟んでくるはずです。

金利が上がってくれば株を売って債権を買うのは定石だからです。

 

もちろん暴落がいつかは予想できないし、予想は外れるものです。

 

ただ現在の状況から自分なりのスタンスは確立しておこうかと思っています。
私は米国の金利上昇とバブル発生の両方に備えて、保有株はあまり動かさずキープしながら、現金ポジションを増やしていくと言うスタンスをとっています。

今後の株価が予想できない以上、どっちに動いても良いように備えていくしかありません。

 

ここから、いけいけどんどんで株を買い増していく気にはなりません。

 

長期投資家にとって、常に我慢の連続です。

株を買わずに現金を貯めていくのもまた我慢なのです。

 

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