ABAを利用した家庭内カード療育のご紹介

自閉症や発達障害を持つ子供は視覚優位な子供が多いと言われています。

 

なのでなるべく実物を見せてあげて物事を教えてあげていましたが、実際になにもかも実物って訳にはいきません。

 

また普段の生活ではなかなか機会にすることない単語も覚えていく必要があります。

 

ちびたんの場合、理解はできるけど、まわりの子供たちに比べて時間がかかります。

何度も何度も同じことを繰り返して、いつの間にか身についているというパターンが多かったです。

親が途中で挫折しそうなくらい時間がかかった事も…。

 

もちろん自分の好きな電車などはあっさり覚えるけど、興味のない数字なんかは何十回、何百回と教え続けました。

 

理解できていると思っていても、時間の経過とともに忘れてしまっている事がもたびたびありある程度効率よく学習する事が求められました。

 

 

大量の知識を身につけるにはどうしたらよいのか?

そこで行き着いたのはカード学習です。

フラッシュカードのように高速で覚えさせるのではなく一枚一枚話しかけながら活用していきました。

 

なぜならインプット、理解を深める為です。

 

カードはあくまで親と子供を繋ぐきっかけにすぎません。

 

カードを通して、いかに自分の子供に物事を理解させるかにかかってきます。

ゆっくり理解しやすいように語り掛けてあげる事です。

慣れてくれば子供もどんどんカードをこなしていき、自分の自信にも繋がっていきます。

 

我が家では子供の体験を重視しています。

それについてはこちらの記事をご参照ください。

 

 

それと同時に知識をつけていく事も並行して取り組んできました。

私はそうやって身につけた知識は決して無駄ではなかったと確信しています。

我々大人だって子供の頃に身につけた知識の資産で生きていっているようなものです。

 

今、自宅に残っている一部のカードです。

他にもたくさんありましたが捨ててしまってり、一部はあげてしまい残っていません。

 

いま改めて見るとすごい量ですね。

よく頑張ってきたと思います。

ちなみに作るのも大変でした…。

 

 

学習カードの作り方

私が利用したのは名刺作成ソフトとA4名刺サイズの厚紙です。

複数の画像を入れたい場合ははがきサイズを利用しました。

 

ひらがなの習得から、カタカナの習得、漢字の習得までカードを作ってこなしてきました。

小1くらいまでの算数もカードを利用して学習してきましたね。

 

作り方は「いぬ」を覚えたいなら、「いぬ」という文字と犬の画像を名刺カードにプリントするだけです。

 

家庭内での学習でしたら、気にせず画像検索で利用しても問題ありません。

もし、適切な画像が見つからない場合は自分で写真を撮影して教材を作るのも一つの手です。

 

子供に必要な事や苦手な分野、得意な分野は親にしかわからないですからね。

 

ここからがポイントです。

少し費用は掛かりますが名刺をラミネート加工してしまうほうが圧倒的に使い勝手がよくなります。

子供はカードを気に入ると遊び始めます。

すぐにボロボロになってしまいます。

 

またカード学習は繰り返し行う事に意味があります。

何度も何度も使っているうちにすぐに紙がヘナってしまいます。

その点、ラミネートをしておけば耐久性が抜群になり保存もしやすくなります。

 

またラミネート加工した場合、上からホワイトボードのペンで自由に書いたり消したりできるので補足で説明したり書き加えたりできるので非常に便利でした。

 

カードの枚数が大量になるようでしたら穴をあけて、種類ごとにリングで綴じていくのもよいかと思います。

 

 

 

 

小学校の勉強内容もこうやってカードを使って繰り返し勉強しました。

ただ小学1年生までが限界ですね…。

 

逆に幼児期の単純な単語を覚えたり、2語文~簡単な文章を覚えるにはカードは絶大な効果を発揮しました。

大量の単語や文章にふれていく事でたくさん知識をつけられます。

こうやって視覚を刺激してあげながら、親と会話しながら物事を教えていきました。

 

 

カード学習は場所を選ばない

カバンにカードを忍ばせておけばいつでもどこでも簡単にカード学習を行う事が出来ます。

電車やバスの待ち時間を利用したり、公園のベンチの上で、ちょっとした合間にカードを利用して勉強ができます。

いえ幼児期は勉強と言うより、親とのコミュニケーションですね。

ABAは机の上でがっつりする事になっていますが、私は仕事でそう時間をとってあげられないので合間を利用してカード学習をしてきました。

 

最初は本当に簡単な「りんご」や「いちご」のカードからはじめて段々とスモールステップでレベルを上げていきました。

 

 

すぐに見えないけど確実に効果が出てきます

カード学習の方法は一枚一枚丁寧にカードを使って話しかけてあげる事です。

まだ発語のない時にはこれは「くつだよ。足に履くものだよ。」

「ここはお風呂だね。体を綺麗に洗う場所だよ。」

みたいな感じす。

フラッシュカードみたいに高速で単語を教える方法もあるみたいですが、私は理解力をつけることに重点をおきました。

 

しゃべれていなくても理解は深まってきます。

実際にしゃべれるようになった時に、この時期に教えていた事が言葉として出てきたのです。

ちゃんと覚えていてくれたんだと思い知らされ感動した瞬間でもあります。

 

単語が話せるようになってきたら同じカードでもこれは何かな?誰かな?みたいな感じで問いかけていく方式に変えていく事ができていろいろと応用が効きます。

 

こうやって生きていく上で必要と思われるものは片っ端からカード化していった気がします。

 

もし幼児期に何もしなかったらこれらの知識の習得はずっと後になっていた可能性もあります。

また知識がつくことで、普段の生活上での注意がききやすくなりますし、幼稚園の先生の指示が入りやすくなります。

 

ソーシャルスキルもカードでしていました。

いってきます、いただきます、ありがとうなどの挨拶面から、信号は手をあげて渡る、人を叩いちゃダメなど日常の行動までカード化して教えていきました。

 

おかげで幼稚園では小さなトラブルはあったものの大きな問題を起こす事なく卒園出来ました。

もちろんカード学習だけでなく、幼稚園の先生のおかげでもあるし、環境が良かった面もあるかと思います。

しかし、カードで身にみけた知識は無駄にならなかったと思っています。

 

 

カード作りにおすすめ道具

名刺カードは100枚ではすぐになくなってしまいます。

私は100枚単位で買っていました。

今思えば紙1枚につき10枚の名刺分となりますので1000枚の名刺分を使っていたんですね。

 

ぜひラミネートフィルムを買って加工してください。

耐久性が圧倒的に違います。

 

カードを使ったマッチング療育

カード療育でぜひ取り入れてもらいたいのがマッチングです。

 

マッチングは発語がなかったり、発語が少ない段階でも行えます。

マッチングを繰り返していく事によって、言葉の理解が深まっていき言葉の発語が促されていくことになります。

 

 

単語や物事を覚える際はマッチングを繰り返す事によって、徐々に自分の物にしていきます。

 

真似る事ができるようになれば飛躍的に成長していきます。

 

幼稚園や小学校ではまわりを見て行動しなければならない場面も出てきます。

また模倣ができるようになれば、とりあえず見よう見まねでチャレンジもできるようになります。

 

子供や最初は親の模倣を始めるといいます。

なので普段しゃべる言葉や動作をそのまま子供はするようになります。

 

最初はバンザイなど簡単な動作のマッチングから始めていき、徐々に形や物のマッチングに発展させていってください。

同じカードを二枚作ってカード裏にマグネットを両面テープで貼ると完成です。

マグネットを使う理由はその感触です。

ペタッと貼った感触がなかなかいいので子供は喜んで取り組んでくれました。

 

 

 

ひらがなのマッチングにも応用がききます。

最初は「あ」と「あ」のマッチングからはじめていきましょう。

 

ホワイトボードとマグネットを使う事でペタリと貼る感触を味わう事ができます。

紙だけより飽きずに取り組んでくれます。

 

マッチングで〇と△の違いや、大きい小さいの違いなどさまざまな概念を習得していく事が可能となります。

 

マッチングはいくらでも応用がきくのでぜひ療育に取り入れて見てください。

 

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