継続は力なりを証明してみました|自閉症の子が数字の概念を理解するまで

有名なことわざに継続は力なりという言葉があります。

 

このことわざは成功者の為のことわざではありません。

 

「継続する」という事は誰にでも求められる能力の一つです。

 

小学生なら嫌いな勉強でも、やはり継続しなければ力になりません。

中学生ならしんどくても、クラブ活動を続ける事で忍耐力がつきます。

社会人なら生きていく為に、苦しくても会社に通い続ける必要があります。

 

この継続するって事が当たり前に思われていますが、もっと自分を褒めてあげて、もっと自分に自信を持っていいのではないでしょうか?

 

 

ただ継続していくだけでは面白くない

自分がつまらない事をただただ継続していくのは苦痛でしかありません。

苦しい中にも喜びややりがいがあるからこそ、続く訳ですね。

 

例えばクラブ活動って苦しいこともあるけど、大きな感動を得られるし、仲間との達成感を共有できます。

 

勉強だってそうですね。

日々の積み重ねですが確実に一歩一歩進んでいきます。

 

会社だってそう。

いつも怒鳴っている上司ですが時々、褒めてくれたり、お酒をおごってくれたりしてくれます。

それに月に1回は給料と言う一番わかりやすいご褒美が待っているのでがんばれるのです。

 

 

終わりなき道を行く必要もあります

長男のちびたんは軽度の知的障害と発達障害なので同級生に比べて物事を覚えるのに時間がかかります。

 

その中でも時間がかかったのは数字の概念を理解する事でした。

 

だいたい4歳くらいになれば自然に数字の概念を取得していきます。

 

しかし発達障害の子供は概念の理解が難しいと言われています。

例えば、りんごをりんごという単語自体は理解しやすいようです。

 

数字や形容詞など概念になってきたらつまづく事が多かったです。

 

長男はひとつ、ふたつがなかなか覚えられませんでした。

私は一気に1~10までの数字を覚えさせようとしましたが、全然覚えてくれませんでした。

 

 

まずはひとつをマスターする

長男にとって10までの数字はすごくハードルが高かったのです。

 

 

まずは「1」。

ひとつを理解しなければなりません。

 

 

やり方は複数のブロックを用意して「ひとつちょうだい」を繰り返します。

上手い事いかない時はプロンプトといって補助をしてあげながらひとつ渡す動作を覚えさせます。

 

ひとつちょうだいは様々な場面で使えます。

お菓子ひとつ食べてもいいよ!

ひとつだけパパにちょうだい!

 

生活の中でもひとつは使う機会が多いので、繰り返し数字の概念を覚えさせていきます。

 

繰り返し繰り返しひとつを教えていきます。

まさに継続です。

 

ひとつを覚えられるかどうかはなんて正直わかりません。

しかし、生活をしていく上で数字の概念を理解できるかどうかは今後の人生に大きくかかわってきます。

 

見えない道を進んでいるような感じでしたね。

 

 

ひとつが出来るようになればふたつ

この子はもしかして数字の概念が習得できないかも?

いくら教えてもひとつがわからないようで少し心は折れかかっていました…。

しかし、ひとつを諦めてしまっては数字の習得は不可能です。

 

この子が将来、生きていく為にもなにがなんでも「ひとつ」の意味を教えてあげたかったので、毎日毎日「ひとつちょうだい」を繰り返していました。

 

プロンプトを利用していくと、子供なりにひとつという意味を理解できたようです。

ずいぶんと長い時間がかかりました。

ひとつを理解するのに半年くらいかかった覚えがあります。

 

ひとつが分かれば次は「ふたつ」です。

めちゃくちゃ時間がかかります。

結果がでるかどうかなんてわかりませんが、教え続けました。

 

ほんと諦めの悪い親でしたね。

でも、毎日毎日そうやって繰り返し数の学習をする事で小学校に入るまでには1~10くらいの数の概念は理解できるようになりました。

 

 

発達障害の学習は量が必要になってきます

これは個人差があると思います。

なのでみんなに当てはまる訳ではありません。

 

中には人並み以上に、理解があり学習が進んでいく子もいるかと思います。

 

しかし、なかなか理解ができない子供もたくさんいます。

特に苦手な分野に関してはゆっくりと焦らずに時間をかけて学んでいく必要があります。

 

焦る必要はないけれども、継続して取り組んでいってあげましょう。

 

その後もちびたんはまわりの子供より遅れながらも少しづつ数の理解は深まりつつあります。

 

小学校に入ってからは先生も熱心に指導してくれているので、1周~2周遅れていますが、それでも前に進んでいます。

 

1年生の時はまわりの子供の何倍もの回数の足し算カードをこなしました。

 

特別支援級で先生と一緒に足し算カードをして、家に帰って母親と足し算カードをして、休日は父親と足し算カードをします。

数えたわけじゃないけど10倍くらいの量をこなして足し算をマスターしたかと思います。

心の底から褒めてあげていい事だと思っています。

 

 

継続する事は無駄じゃないから

「ひとつ」を理解するのに半年もかかりましたが、努力した価値があったと思っています。

 

ひとつをマスターできたからこそふたつに進めて、そして足し算に繋がっていったのです。

今では簡単な買い物をひとりでできるようになりました。

 

まさに何年にもわたり継続してきた結果ですね!

私は継続は力なりって言葉が好きですよ。

 

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