特別支援級を受け持つ2人の教師の考え方が180%違った話

これは実際にあった話で、これから特別支援級を考えられている方に特にお話をしたいと思っています。

 

我が家の長男ちびたんは軽度の知的障害と発達障害で、幼稚園の年長の時から特別支援級を視野に入れて学校見学(特別支援学校を含みます)などの準備を進めてきました。

 

今回は特別支援級と見学して思った事と、入学してどうなったかを記事にしました。

 

その中で出てくる2人の教師なのですが、考え方から授業方針まで全く違ったのが驚きでした。

 

 

特別支援級で気になったところ

実際に特別支援級を見学させていただいて、さまざまな視覚化がなされていたり、一人一人に合わせて学習を進めていっているなど、さすがという部分がありました。

 

ただし、特別支援級の見学で気になったところもたくさんありました。

一番気になったのは、見学時に全く教科書を使っていないところです。

特別支援級という事もあるのでしょうが、カード教材やプリント教材はされているようですが教科書を使っておられません…。

 

親としては指導要領にのっとった教科書を使ったうえで、その補助としてカードやプリントを希望していたので質問をしてみました。

「ここの教室では教科書を使わないのですか?」

 

「はい、使いません。個人の能力に合わせて指導をしているので教科書は使っていません。」

 

その後もいろいろ詳しく質問してみたのですが、方針として学年の教科書を使わないという考えの持ち主の教師でした。

実際に特別支援級での教科書は受け持つ教師に一任されている部分はあります。

 

ただ長男は時間はかかるけど、繰り返せば理解ができる子供でした。

クラスの子供たちと同じ教科書を使って欲しいという思いがあっただけに、残念な気持ちになりました。

 

 

子供を見ないで決めつけている

ほとんど子供の事を知らないのに、教科書は使わないと言い切った教師に少し不信感は持ちました。

 

さきほどもいいました通り、時間をかけて、粘り強く教えれば理解ができる子供だったのでそこをお願いしたかったのに、全く親の気持ちを汲み取ってもらう事なく決めつけられてしまいました。

 

頭から特別支援級はこうだと決めつけている教師でしたが、もう少し子供を見て授業の方針を決めて欲しかったというのが率直な感想です。

 

 

教師に柔軟性がなかった

たしかに、教師には教師なりの考えがあるでしょう。

 

ここは知的障害を受け持つ学級だからという思いもあったでしょう。

 

勉強は2の次、3の次。

まずは生活指導という考えの教師だったようです。

 

でもそこは柔軟性を持って欲しいところです。

 

勉強に対してのスタンスも、生活指導に対してのスタンスも子供ひとりひとり状況は変わってくるはずです。

 

特別支援級だからと決めつけてしまうのはあまり良い印象は持ちませんでした。

 

そういう訳で半分諦めの気持ちもいだきつつ、長男を地域の小学校へ入れ特別支援級に通わせることを決めました。

 

教師で対応しきれない場合は親がしっかり勉強を教えてあげればいいのだし、あまり勉強を軽視するようなら校長先生にお願いするつもりでいました。

 

 

ここら辺は非常に難しい問題

特別支援級にはさまざまなレベルの子供が在籍します。

重度知的障害の子供から、境界域で療育手帳すら交付されない子供までいます。

 

まだ言語が十分に習得できていないレベルの子供に教科書を使って学習するのは、本人にとって負担になるかと思います。

 

逆に境界域の子供に幼児向けの教材ばかりをさせてもそれは間違っていると言えるし、どこまでその子に合わせた教育ができるかはまさに教師次第という事になります。

普通学級以上に教師の手腕が発揮される場面とも言えるでしょう

 

 

実際に入学してから

小学校に入学すると特別支援級を担当する教師の人事異動があり、交代となりました。

 

 

教師が変わると考え方も一変して、ここは特別支援級だからと決めつけることなく、個性を重視してその子に合わせてひとりひとり細かい個別指導となりました。

 

まさに教師の姿勢が180度変わったおかげで、長男はのびのび成長をしていきました。

得意な国語の音読はどんどん前倒しで学習していき、苦手な計算は授業の中で何度も何度も繰り返して教えていただけました。

 

前任の教師が学年の教科書を使わないといってたのに対して、後任の教師は得意分野は教科書を前倒しで進めて、苦手分野の時間を作るというまでの違いです。

 

バラバラの学力の子を一律に指導するのではなく個性を尊重していただけた事で、苦手分野を克服し、得意分野を伸ばしていただけるようになりました。

 

 

 

これは教師の考え方の違い

実際に変わったのは担当の教師だけです。

ただ親の思いにこたえていただけたのは後者の教師でした。

 

 

学校行事も前任の教師は支援級はなるべく最小限での参加と考えられていたようですが、変わられた教師は支援級でも可能な限りは参加するとの考えの教師でしたね。

 

それは生活面でもいい影響が出ました。

授業の半分はクラスのみんなと一緒に受け、授業の半分は特別支援級で個別指導していただく事で学力面でも生活面でも両方に良い結果が出たと思っています。

 

実際に長男も各種行事に参加してそれなりにやりきりましたので、可能性の芽を摘まずにすんだ気もしています。

 

 

ただしどちらの教師が良いかと言う正解はないと思っています。

どちらの教師もそれなりの思いがあって特別支援級を受け持っている訳です。

 

子供にとっては前任の教師の考え方の方が合う場合もあるからです。

 

ただ教師によって子供や親と合う合わないは現実問題として存在します…。

 

 

親と考えが合うかが大切

大切なのは親の思いと教師の思いが一致する事です。

そうしないとお互い不信感を持って、一番被害をこうむるのは子供になる訳ですからね。

 

家庭で教師の文句を言うのは子供にとってもよろしくありません。

 

まずはしっかりと親の気持ちを伝えましょう。

教師に任せきりにするのではなく教師と一緒に考えていく事で、学校と家庭の考えを共有する事ができるからです。

 

 

もし親の考えとまったく意見が合わない場合は

それでも担当の教師と考え方が全く折り合わない時はどうすればいいのでしょうか?

言うべき事ははっきりと言った上で第3者の話を聞いてみればいかがでしょうか?

 

具体的には校長や教頭など管理職に話をしてみましょう。

もしかしたら親の方がとんでもない考え方をして話をしている可能性だってあります。

もしかしたら教師が極端な考え方をしているかもしれません。

 

 

特別支援級には、経験が豊富な個性を重視する教師が配置される事が多いです。

場合によっては、考えが極端な教師もおられますが、その教師も信念を持って教育をされています。

 

校長や教頭は先生の中の先生と言われており経験も豊富です。

親の考えと教師の考えの両方を聞いて折り合いをつけていくのも学校管理職の仕事です。

 

よくネット上で教育委員会に苦情を入れるとかいう話を聞きますが、まずは教頭、校長としっかり話をするのが先だと思うのですが、どうでしょうか?!

 

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