以前から一度は行って見たいと思っていた名古屋市科学館へ行って来ました。
特に夏休みの自由研究に役立つ情報が盛りだくさんだという事で、1泊2日で科学の旅へ行って来ました。
目次(お好きなタイトルからお読みください)
名古屋市科学館の魅力
ちなみに 名古屋市科学館のプラネタリウムは世界最大で35mの超巨大ドームでギネス認定にもなっています。
ただ当然、人気も絶大なもので定員345名席が1日に6回あるので余裕と思っていましたがなんのその!
特に夏休みや土日は長蛇の列ができる事で有名です。
9時30分に開館で10分前に到着したら…並ぶ並ぶ。
自分が何番辺りにいるかもわかりません。
名古屋市科学館ではプラネタリウム以外にも放電ラボや極寒ラボが人数に限りがあり整理券が必要です。
私が行った日もすぐに午前の予約がいっぱいになってしまい放電ラボと極寒ラボは諦める事に…。
プラネタリウムは家族向けのやさしいプログラムに参加する事が出来ました!
規格外の大きさの名古屋市科学館
名古屋市科学館は地下2階から7階までで構成させており、さらに生命館・理工感、天文館に分かれているスケールの大きさです。
ひとつひとつをゆっくり見たり体験していると、到底1日ではまわり切れないスケールです。
ブラブラっとすべてを見て回るか、自分の興味のある分野を集中的に見るか予めプランを立てておいた方が良いかと思います。
2Fから6Fに上がるにつれて高学年の学習内容になっていきます。
これから各展示エリアをご紹介していきますが場合によっては内容が間違っていたり、場所が混在している可能性がありますがご了承ください。
7F 世界一のプラネタリウム
名古屋市科学館に遊びに行ったならぜひともプラネタリウムに参加したいものです。
2011年にリニューアルオープンされ、世界最大の規模の大きさと、最新鋭の映像機器を駆使したプラネタリウムは一度は見ておきたいものです。
学芸員さんの解説をじっくり聞きながら、宇宙の壮大さについて思いを張り巡らせましょう!!
座席も一席づつ独立されており30度回転もするリクライニングシートとなります。
映像機器を中心に360度座席が設置されており、迫力あるプラネタリウムをゆっくり堪能する事ができます。
上映中は真っ暗闇になります。
せっかくのプラネタリウム中に寝ないように気をつけましょう!!
2F 不思議のひろば
幼児~低学年でも直感的に楽しめる内容です。
パラボラを使って対角線上にいる人のみに聞こえる装置です。
兄弟が離れた場所で会話し始めるのですが、パラボラの対角線上にある人のみ声が聞こえてきて、通行人の方はいきなり兄弟の会話が耳にはいってきてびっくりです!!
この装置に入ると顔だけが出てきて、体は消えてしまいます。
果たして体はどうなってしまったのでしょうか?!
見た目の錯覚を利用したトリックなのですが、ぜひ記念写真を撮りたいですね。
鏡を使った遊びもたくさんできます。
これは一本の手がいくつに増えたかな?
みずひろばも見ているだけで飽きない工夫がたくさんあります。
さまざまなポンプが張り巡らさせれ、かいてんぐるまやみずでっぽう、タンクなどを利用して水が目まぐるしく動いています♪
2F 地球のすがた
このエリアでは過去に地球について学ぶことができます。
地球のデザインから地球環境の変化まで地球をテーマとした自由研究ならこの展示ゾーンできまりですね。
このゾーンでは実際に虹を作ったり、夕焼けを作ったり、雲を作る事ができますのでぜひとも体験してみてください。
一番の見どころは恐竜です。このエリアに入った瞬間、なんだこいつは!!
「すごーい!!きょうりゅうがいる♪」
マプサウルスという恐竜だそうです。
あまりの迫力にずいぶん見入ってしまいました!
6500年前には実際にこの地球に恐竜がいたのだから驚かされますよね!!
子供たちとのやりとりはこんな感じです。
「ほらこの石硬いよ、さわってごらん!」
「ほんとだ、すごい硬いね!!」
「なんていう石かな?読んでごらん。」
「きょうりゅうのうんこ!!!えぇ!!」
大騒ぎしていましたm(__)m
地球環境のゲームです。
ボールを炭素を見立てていかに長い間生態系を循環できるかのゲームですが…すいませんうちの子供たちはただのピンボールとしてはまってしまいました…。
けっこう本格的で高得点を取るのに必死になります。
木の年輪を調べる事によって地球環境の変化も調べる事ができるのですね。
シダ植物の森林はなんと3億年も前からあったとか。この珪化木は 2億3000万年くらい前の裸子植物の巨木だそうです。
途方もない規模の話ですね。
3F 技術のひろがり
身の回りにあるさまざまな機械の技術の進歩について学ぶことができます。
その中でも竜巻ラボは必見です。
人工的に竜巻を発生させる装置があります。
自然環境での竜巻は時に甚大な被害を起こす場合もあります。
強い上昇気流と低気圧に伴う寒気の流入が、重なり合った時に竜巻が発生しやすいらしいです。
子供たちも人工の竜巻に目が釘付けでした。
実験ではこのあと多数の風船が天井まで飛ばされます!
(竜巻で飛ばされる風船です)
電車の模型が実際に走っています。
はい、例のごとく子供たちは電車を必死に見入っていました…。
この空港はセントレアのモチーフですかね?!(違ったらすいません)
愛知県は製造業、特に自動車産業が盛んで、人の流れ物の流れの拠点にもなっています。
歯車や滑車、てこやねじなどさまざまな機械の素について勉強する事が出来ます。
我々が普段利用させてもらっている機械の多くはこうした機会の素で構成されているのです。
実際に歯車を回す事ができて、その動きを見る事ができますよ!
このエリアではさまざまな身近な機械の中身を見る事が出来ます。
普段すかっている炊飯ジャーはITコンロや電子レンジなどの中身がまる裸になっておりなかなか見ごたえありますよ。
「でんわがあるよ!でんしれんじがあるよ!」
子供たちにとって身近なエリアでもありました。
3F 生活のわざ
このコーナーでは身近な生活の衣食住について学ぶことができます。
まさに生きていく上で必須のスキルともいえるし、子供たちもぜひとも勉強していってもらいたいところでもあります。
ここでは実際にミミズになったつもりで土のトンネルをいききできます。
私は柄が大きかったので入りませんでしたが、子供たちがなかなか外に出てこないで少し心配しましたが、人が多くて混みあっていたようです。
砂漠やジャングル、そして宇宙などさまざまな環境での生活について勉強する事ができます。
地球には日本だけじゃなく場所によって全然環境が違います。
温かい部屋や寒い部屋が隣同士にあってそこに入って気温の違いを感じる事が出来ます。
毎日、気にしている天気についても勉強する事が出来ます。
このコーナーでは1年分、365本の試験官が並べてあり1年の降水量を比較してみる事が出来ます。
4F 科学原理とのふれあい
このコーナーでは実際に科学実験を体験できますが、私の子供のたちにとってはまだまだ難しかったようです。
もう少し大きくなってきて化学や物理について興味を持ったらまた連れてきたあげたいですね。
4F 人体の不思議
体について勉強ができます。
自分の身体についてどれだけしっているかな?!
筋肉や骨や呼吸器、循環器、消化器について勉強する事が出来ます。
例にもれず、子供たちはこういう体験型の展示物の方が面白いみたいです。
迷路で喜んでいましたが、内容ななかなかの高レベルなものでした。
ゲノムとは遺伝子の事ですね。
実は人間とチンパンジーの遺伝子って99%同じなんですよね!
5F 物質・エネルギーのせかい
5階にも来るとだんだんと内容も難しくなってきます。
暮らしに直結する物質やエネルギーについてです。
内容も段々と抽象的になってきて大人の私もはてなマークがたくさんついてしまうような展示内容となっています。
ここではエネルギーがどのように使われているのかわかりやすく実験する事ができます。
この1分後兄弟含めて三人が競争するように必死に取っ手をまわしていました♪
みんな意味わかっていたかな?!
物質によって重さが全然違います。
片手で軽く持ち上げられるものからダンベルを超える重さのものまで。
子供たちの力比べがはじまりました!
これは「弾性」という材料のばねの強さを実験する装置だそうです。
私がもう少し、物理に詳しければ上手に子供たちに解説してあげられたのですが…。
展示の解説を読んでもよく分からず、ただの感覚遊びとなってしまいました…。
5F 生命のひみつ
いわゆるバイオの世界です。
生命の基本単位である細胞やその細胞を構成する遺伝子について学ぶ事ができます。
ロマンあるバイオテクノロジーの技術です。
きっと好きな人は大好きなんだと思います。
すみません、これ以上解説できません…。想像力が大切です(笑)
5F 宇宙のすがた
ちょうど巨大プラネタリウムの下部あたりに位置するかと思います。
宇宙に関する展示物がかなりの量あります。
一つ一つじっくり見て回ればたぶんここだけで1日かかります。
宇宙のスケールを想像するとめまいがします。
我々が住んでいる太陽系をなす銀河系が無数にある宇宙。
ひとつの銀河系には2000億個もの星が集まっているとも言われ、さらにその銀河系も何千億という数が存在するとか…。
想像できないスケールの規模ですね。
自分のあまりのちっぽけさに愕然とします。
宇宙の壮大さとマクロミクロの世界を同時に体験できるのが、この名古屋市科学館の面白さでもあります。
このすごい機械なんだと思います?
そうこれがプラネタリウムを映し出す機械です。
2010年まで実際に使われていたそうです。
今のプラネタリウムはまるで映画を見ているかのような映像と音楽で魅了してくれます。
これはたぶん月ですね。…たぶん…。
すこし離れたところに望遠鏡があるので月のクレーターなどをアップで見る事ができますよ。
6F 最先端科学とのであい
ここでは最先端の宇宙開発や、地下探索の世界について学ぶことができます。
6階からプラネタリウムへ向かう事になります。
宇宙へ挑むH2Bロケットや地球観測について学ぶことができます。
地球深部探査船「ちきゅう」です。
実は地下の事ってまだまだわからない事だらけらしいです。
地球深部の物質については掘って掘って掘っていく事でしかわかりません。
「ちきゅう」は日本の世界に誇る調査船となります。
ボーリングコアステーションで地下深部から取り出した物質の解明を体験していく事が出来ます。
さまざまな物質について調べて見ましょう。
B2F 特別展示展
期間限定で特別展の催しがあります。
私たちがいった時はちょうどロボット展が開かれていましたのでご紹介します。
近年、どんどん身近になっていくロボットたち。
ロビ2を始めとしてルービックキューブを作るロボットや将棋を指すロボットなどを生でみることができます。
ロビのプロトタイプも展示されていました!
おそらく最短の手数でルービックキューブを作っていってくれます。
さまざまな人がバラバラに崩しますが、ロボットはあっという間にルービックキューブを作り上げてくれます。
書いた魚を人工知能が色付けしてくれます。
なかなか不思議な魚が出来上がりました!!
以上、名古屋市科学館からのレポートでした。
これだけ紹介してもほんの一部でしかありません。
それくらい名古屋市科学館のボリュームは大きいと言えるでしょう。
名古屋市科学館の最大の魅力はプラネタリウムですが、プラネタリウム以外にも言い尽くせない魅力がたっぷり詰まっています。
子供から大人までそれぞれ楽しみ方があるかと思います。
お近くに来られる機会があれば間違いなくおすすめと言えます。
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