自閉症の療育の基本は模倣です|真似る事でできる事を増やしていこう

自分の子供が自閉症と診断されて、家庭での療育に取り組みました。

自閉症を治す方法などをいろいろ調べてみましたが、自閉症とはそもそも持って生まれた個人の性質であり、治るものではありません。

私も自分の個性そのものは持って生まれたもので、それをどうこうしようがありません。

 

 

療育を通じて社会に適応させていく

ただし、社会的に生きにくい部分を本人の理解を促し、対応していく事を繰り返す事でより社会に溶け込んでいく事を目指します。

決して治るわけではありません。

治るわけではないけど、しっかりと対応をしていく事により、少しでも成長を促してあげます。

 

自閉症や発達障害と診断されて治ったと勘違いされることがありますが、決して治ったわけではないのです。

 

療育の結果として治ったと思えるほど、本人に生きにくいと思われる問題に対応できたという事です。

 

つまり自閉症や発達障害の子供の能力を最大限引き出してあげるような療育を、受けさせてあげる必要があるという事ですね。

 

 

 

子供は親を真似て育っていく

自閉症や発達障害で有効とされている療育方法で有名なのが「模倣」です。

模倣とはその名のとおり人のする事を真似るという事です。

ABAという応用行動分析学をとおして、模倣というスキルを習得することが大切になってきます。

 

自閉症の子供は自由に飛び跳ねて走り回ります。

 

まわりの方からは「元気があって子供らしくていいね。」と言ってもらえますが、それが通じるのも幼稚園入園までです。

 

 

 

幼児期から模倣訓練を繰り返していく

幼稚園というコミュニティに入れば自分の思うようにいかないし、ずっと走り回っていれば問題視されます。

幼稚園に入園する前までに少しでも、成長を促してあげて、まわりの子供たちと溶け込んでほしいという思いでいっぱいでした。

 

発達支援センターの方に相談したり、医療機関の療育を受けると同時に家庭でも療育をはじめました。

 

ABAに関する書籍も何冊か買い込んで見よう見まねで家庭内療育を始めました。

 

 

 

ABAはとても難しい

自閉症の子供の問題行動は強化子によって起こります。

この問題行動に対してABC分析をおこなっていきます。

Aは先行事象で、Bが問題行動、Cが後続事象となります。

 

ここら辺は専門的な話になるのですがA=お菓子が欲しい、B=大声で泣く、C=お菓子を与える行動をとればどうなるでしょうか?!

 

その子はますます大きな声で喚きわがままを言えば言うほど、お菓子を得やすくなるという状況が悪化してしまいます。

 

我々大人だってその傾向はありますよ!

わがままが通じる環境だったら自分のわがままを通したくなりますし、それが当たり前となります。

 

逆にもし、泣かずに我慢できたら褒めてあげてお菓子が貰えて、泣いた場合はお菓子を貰えないという行動をどればどうなるでしょうか?!

 

子供は泣かない方がお菓子を貰えるという行動が強化される事になります。

 

 

 

ABAで模倣を習得していく

ABAでは学習環境も整えます。

ローデスクに向かい合って1対1で行うのが基本みたいですね。

 

ABAにおいては動作模倣の課題は最も重要とも言える課題になります。

親が手を挙げれば、子供も手を挙げる。

 

こういった簡単な動作をABAによって習得していきます。

 

プロンプトという手助けやご褒美を通じて、模倣するという動作を強化していく事になります。

 

 

 

なぜ、模倣が重要なのか?!

私たちの行動も割と模倣が多いのです。

例えばラジオ体操ってどのように覚えましたか?!

 

特段教えてもらっていないはずです。

前にたって体操をしている方を見ながら、何度も何度も真似ているうちに自然と身についたのではないですか??!

 

 

仕事のやり方ってどのように覚えましたか?!

 

最初は先輩について先輩の仕事をみながら学んだはずです。

親の行動を見てそれを真似るという事が今後、さまざまな事を身に着ける為に重要となるからです。

 

 

 

個人に合わせて段階を踏んでいきましょう

もし、手を挙げるって動作の模倣がうまい事いかない場合はどうしましょうか?!

 

親が手をあげる手伝い(プロンプト)をしてあげて、成功体験をさせてあげましょう。

そして、おもちゃやお菓子のご褒美をあげて模倣という行動を強化していきましょう。

 

他に成功できそうな模倣があれば拍手やバイバイなどの模倣に変えてもいいかもしれませんね。

 

模倣ができればお菓子が貰えたり、褒めてもらえるという経験を積み重ねればどうなるでしょうか?!

子供は親の真似をするようになります。

真似することで、さまざまな動作を獲得しやすい環境が生まれます。

 

 

 

言語模倣に取り組んでいく

この模倣は動作だけでなく言語の獲得にも使えるのです。

自閉症の子供は発語が遅いといわれています。

 

なのでなるべく早い段階から、時間をかけて取り組みたいところです。

 

「あ」という1語の模倣からはじめて少しづつ獲得言葉を増やしていきます。

 

子供によっては言語の獲得に時間がかかるかもしれません。

その場合はまた動作の模倣を強化していって真似る事を同時並行に行います。

 

早期に療育を開始する方が、効果的と言われます。

ですので言葉の発語が遅いな?!そう思われたなら最初の一歩を踏み出すべきなのですね。

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