副業としてブログをしている方にとって避けられないのが、税金についてです。
サラリーマンでしたら、給与所得以外で年間20万円以内の収入でしたら、控除できます。
しかしながら…20万円を超えた場合は必ず確定申告をして税金を支払わなければなりせん。
さて、主にブログやアフィリエイトの副業は「雑所得」の扱いとなります。
目次(お好きなタイトルからお読みください)
副業の収入はどうしていけばよいのか?!
この雑所得は副業で得られた収入から経費を差し引いた金額となります。
特に自宅を仕事場としている場合は、かなり多くのものを経費として計上できます。
ブログやアフィリエイトでしたら通信費や光熱費、事務用品を経費で落とせるかと思います。
また記事を書く際に使ったお金も経費として計上できる可能性があります。
そこそこの金額を経費として計上できるでしょう。
儲かっているブロガーやYouTuberがお金を使いまくっているのは経費を計上しようという面もあるかと思います。
つまり税金を支払うくらいなら、そのお金を経費としてつかい、環境を整えたり、通信を強化したり、作品作りにお金をかけようと言う訳ですね。
年収20万のラインはどのあたりか?
GoogleAdSenseやAmazonアソシエイト&楽天アフィリエイト、ASPアフィリエイトを複合してブログ運営をされている方か多いかと思います。
さて、年間20万を超える可能性はどのあたりからあるのでしょうか?
私の感覚では1日1000PVを超えたら十分に可能性ありそうだと言う事です。
そこから2000PVに増えたら収入も倍増するかも?!ですからね。
と言う訳で私も確定申告前提で個人事業主としてしっかりと税金対策をしていく事にしました。
勉強にもなりますからね!!
必要経費をしっかりつけていけば、所得自体は大きくならないかと思います。
所得=副業の収入-必要経費となります。
必要経費とは
その事業を営むにあたって必要とされる経費です。
ブロガーでしたら、まずはプロバイダー代、通信料、ドメイン代、サーバー代は経費として落ちます。
自宅が事業所であるなら家賃や光熱費も一部経費として認められます。
またガソリン代も取材目的で使ったり、営業目的で使う場合は経費として認められます。
10万円以下のパソコンやタブレット、周辺機器も必要経費で落とせますね。
あと記事を書く上でどうしても必要な書籍や関連品は経費で落ちる可能性があります。
ノマドワーカーの場合は喫茶店でのお茶代やネットカフェの代金も経費として計上できるようですね。
すべてが経費となる訳ではありません
按分の問題になります。
どれくらいを個人で使い、どれくらいを事業で使ったのか。
ブログ運営に必要と社会通念上認められるものには、100%経費で落とせばいいかと思います。
例えばドメイン代やサーバー代なんかはブログを運営していなければ、必要のないものですよね。
なので100%経費として計上できるかと思います。
個人での利用と事業での利用が共存している場合はどうすればよいのか?!
たとえばスマホの通信料やプロバイダーの料金などはそうなります。
実際に確定申告された方の話を調べてみると、かなりの範囲で50%按分は可能なようです。
何もかも経費で落とす考えでは、もし税務調査が入った時に回答に困ります。
しっかり自分でこの範囲(50%)で事業に必要だと理由を答えられる事が重要になります。
もし記事の作成や取材に使った場合は、個人使用と明確に区別できるようにしておきましょう。
レシートに記事のタイトルとURLの付箋をつけておけば、税務署の方に聞かれても即答できますよね。
サラリーマンと個人事業主
さてサラリーマンとしての、本業以外に副業で収入が発生した場合は個人事業主として届け出をするべきか否か。
どうなのでしょうか?
個人事業主として申請していない場合は、確定申告をして税金をおさめればよい事になります。
個人事業主として開業した場合のメリットは何かあるのでしょうか?
意識が変わる
個人事業主として届け出する事で、意識が変わるでしょう。
もし、本気で稼ぎだいと思っているなら早めに個人事業主の届け出を出した方がいいかと思います。
個人事業ではありますが、自分で経営していかなければなりません。
仕事に対してもより人脈を広げ、儲かることに嗅覚を伸ばしてマネジメントしていかなければなりません。
しっかりとお金を稼いで、節税して、お金の流れについて把握しなければなりません。
個人事業主の開業届を出すことで、より幅広い目で世の中を見ることができるようになるでしょう。
より節税できるようになる
個人事業の開業届け出を出すと白色申告か青色申告かを選ばなければなりません。
収入から経費を引いた所得に対して控除があります。
青色申告の場合、最大65万円の控除が受けられ、税金が安くなります。
青色申告か白色申告どちらを選択するべきかは、主に手間をとるか、節税をとるかにかかってきます。
どちらも帳簿をつけなければいけないのは変わりないのですが、白色申告の場合は簡易な帳簿をつけていくだけですみます。
それに対して青色申告の場合は会計ソフトを導入して、細かく帳簿をつけていく必要があります。
社会保険料の節約効果がものすごい
副業として収入を得た場合、社会保険料計算上の「収入」にはなりません。
健康保険料と厚生年金保険料はその半額を会社が負担してくれています。
つまりサラリーマン個人事業主は合法的に社会保険料を節約できてしまうのです。
白色にするか、青色にするか?
どちらも届け出をするだけですので、手間を惜しまないなら青色申告を選んだ方がメリットは大きいと言えます。
所得控除が65万円も受けることができます。
白色申告でしたら控除は10万円なのでその差は大きいと言えるでしょう。
また、純損失を繰越したり繰戻したりもできるようになります。
経費が所得を越えて赤字になった場合もあるでしょう。
そうした場合でも、赤字分を翌年3年以内に発生した、事業所得から差し引くことができるようになります。
減価償却の一括経費計上も白色申告でしたら10万円までですが、青色申告でしたら30万円まで認められる事になります。
この少額減価償却資産の特例も青色申告のメリットになりますね。
(特例なので税制の動きには気を付けましょう。)
ただ青色申告するにはほぼ会計ソフトは必須となります。
逆に言えば会計ソフトがあれば、青色申告でもさほど手間はかからないのではないでしょうか?
青色申告するなら本を一冊読んで、クラウド対応の会計ソフト導入するくらいの知識は必要になります。
使うならクラウド対応がおすすめです。
複数台のパソコンでデーターを共有できて、スマホからでも使えるようになるからですね。
サラリーマン個人事業主の最大デメリット
それは会社が副業を禁止しているところがあるという事です。
会社に副業がバレるパターンは所得税の確定申告を行うと、住民税に対しても行った事になります。
住民税は会社から天引きされますので、住民税が増額されていてアレ?おかしいぞ?という訳になります。
ここからはあくまで自己責任になりますが、会社にバレにくくする方法や、会社にバレた際の言い訳をご紹介します。
その対策として個人事業主分の住民税を普通徴収にするという方法があります。
個人事業主の住民税増額分の支払いを自宅へ通知してもらい別で支払うという方法です。
これなら会社に副業をしている事がバレる可能性は少なくなります。
ただこの普通徴収をしても、役場の不手際などで会社にバレる事はあります。
100%絶対などという話はないと思っておきましょう。
バレた場合の言い訳も考えておきましょう。
例えば家にある不要品を一括で売って、結構な価格がついたので確定申告しましたとでも言っておきましょう。
サラリーマンが中古売却したり、オークションやメルカリを利用するのは何ら不自然ではありません。
また株の利益がでたので申告分離課税を利用して確定申告しましたとでも言っておきましょう。
会社が自分の資産をどう運用しようが文句は言えないはずです。
いまや会社側が持株会や確定拠出年金などで資産運用をすすめているし、経営陣=株主の場合もあります。
株や投資信託を持っている=副業が成り立つなら日本の経済は成り立ちません(笑)
就業時間内に取引しない限りは文句の言われようがありません。
会社側は確定申告の内容まで知る事はできませんからね。
そんな訳で確定申告で住民税の普通徴収を選択する。
万が一会社にバレた時に、問題にならないような言い訳を考えておきましょう。
おそらくほとんどのサラリーマン個人事業主はこれで乗り切られているかと思います。
サラリーマン個人事業主のすすめ
一部デメリットも存在しますが、サラリーマンが給与以外に所得を持つことは大変重要な事です。
そもそも給与だけに依存して生きているってとても危険だと思いませんか?!
万が一、会社がつぶれたら…、会社から解雇されたら…。
一気に収入源がたたれる事になります。
サラリーマンが個人事業主として活躍すると言うことは、人生におけるリスクヘッジにもなるのです。
給与収入で生活費は賄える訳ですから、自分の好きなように事業にチャレンジしてみればいいかと思います。
休日や空き時間を利用してできるビジネスはいろいろとあります。
またサラリーマンでありながら、経費を落とす事ができますので、節税にもなります。
社会保険料の節約まで考えると余程、会社で働くのが馬鹿らしくなるくらいまでは、まずは兼業でがんばっていく方がメリットが大きいですね。
コメント