良い記事を書く上で効果的なテクニックを教えて欲しいと聞かれた場合、私は「見出しから書き始める事」と答えたいです。
ブログを書くときには意識しないと本文から書き始めてしまいます。本文が完成してから無理やり見出しを入れる事になるのです。
しかし、本文から入るのでは非常に効率が悪くなります。
何故、見出しから作っていく必要があるのか?その理由から説明させていただきたいと思います。
目次(お好きなタイトルからお読みください)
まずは見出しから作っていく
理由1 方向性がバラバラになる
本文を思いつくままに書くのも悪くないでしょう。
しかし、ブログでアクセスを集めようと思えば、日記のように思いつくままに書くのではいけません。自分だけが満足できればそれでよい日記と、ユーザーの為のブログは全く違うのです。
本文から書いて思いつくまま書いていると、あっちにフラフラこっちにフラフラしながら書いていく事になります。
完成して再度読んでみると、いったい何が言いたかったのかよくわからなくなっている場合があります。
また自分の書きたい話とまったく別の話題に展開されている事も。
見出しから書くことで記事の方向性がしっかり固まるのです。
理由2 全体像を想像しながら記事を書くことができる
見出しを先に作るという事は、最初に記事の全体像が掴めます。
全体像を掴めるので、この見出しでここまで話を進めてしまうと行き過ぎだとか、もうちょっと話を展開させようかとか、コントロールが効きやすくなります。
記事の途中で見出しを見返すだけで、今の場面の立ち位置をしっかり確認する事ができるのです。
木を見て森を見ずということわざがあります。
見出しを作る事で、森全体を眺める事から始める事ができるのです。
最初に森全体のスケール(記事の規模)を決めて、木の本数(見出しの数)まで細かく決めることができるのです。
理由3 書くスピードが早くなる
本文から書いていると途中で何を書いたら、いいのかわからなくなってしまいます。
「言いたい事をいったけど、まだボリューム不足だから無理矢理この見出しをつけようか…」みたいな感じで、中途半端な後付け見出しが増えてしまいます。
その中途半端な見出しを付け加える為に調べ事をしたりして、とても時間がかかってしまいます。
最初に見出しを完成させておくことで、迷うことなく一本道を歩き続ける事ができます。途中でフラフラしないで書き続けられるので、記事の完成までのスピードが上がります。
見出しに沿って本文を書き進める事ができるので、スピードアップに繋がるのです。
理由4 SEOに効果的
SEOの観点から見れば、積極的に見出しを使うことが推奨されています。
数百文字の短い文章なら「見出しなし」、っていうのもアリでしょうが、1000文字を越えてくる場合は見出しは必須かと思います。
目次のない本を読んでいるのと同じで、どれくらいのボリュームで、今どの辺りを読んでいるのかわからなくなってしまいます。
h2タグ~を上手に使い分ける事によって検索サイトに好まれる記事となるのです。
理由5 ワードプレスのプラグインで目次を作る事ができる
見出しを作れば、それをそのまま目次として記事に埋め込む事ができます。
ワードプレスならプラグインを使って自動で目次を作る事ができるのです。Table of Contents Plusは、見出しをもとに記事の目次を自動生成できるWordPressプラグインで、当ブログも活用させていただいております。
見出しをしっかり作り込む事で、自動で目次も完成します。
目次のおかげでユーザーは好きな見出しに飛んで読みはじめる事ができるのです。
理由6 記事のリズムが良くなる
見出しがしっかりしていると記事のリズムといいますか、テンポがよくなります。
順序を追った展開となりますので、非常に読みやすくスラスラと先に進めます。
あっちこっち行かないので、自分にとっても心地よく、ユーザーにとっても心地よい流れとなるのです。
リズムよく読めるという事は思いの他大切な事です。
理由7 クオリティがあがる
これが最大の理由です。見出しから書き始める事で、記事の質が向上します。SEOで上位獲得をめざすためには、何よりもよい記事を書くことが大切となります。
質の良い記事を書き続けると検索流入も増えますし、ブログファンも増えてアクセスが増加します。
少しでも良い記事を提供する為にも、見出しから作って全体像を把握しながら記事を書いていく必要があるのです。
同じライターが書き上げる記事でも思いつくまま本文を書き進めるのと、見出しから構成するのではできあがりの質が違ってきます。
見出しを書く上でのポイント
ここまで、まずは見出しから書いていく大切さについて説明させていただきました。
それでは次に見出しを書く上でのポイントについて説明していきます。
三段論法を意識する
よく小説などで取り入れられている起承転結ですが、ブログでも展開が大切です。
ただ起承転結はあまりブログでは受け入れられません。
まずは結論ありきです。
その上で導入、本文、まとめの順番で話を展開させていきます。
導入部分で、ユーザーに疑問を投げかけながら本文へ誘導します。
本文でしっかりと自分の主張を展開して、まとめに入るというシンプルな流れです。
この三段論法は多くのブログで目にするので覚えていて損はないですよ。
実際に起承転結の展開より、三段論法で展開させる方が圧倒的に書きやすいし、ユーザーにとってもわかりやすいかと思います。
検索キーワードを取り入れる
せっかく苦労して書いた記事ですが、読んでもらえなければ意味はありません。
検索ヒットされる為にも、重要キーワードは必ず見だしに入れるようにしましょう。
一番大切なのはタイトルですが、その次に大切なのは見出しとなります。
ユーザーが目次を見たときに、主張したいキーワードが入っている必要があります。
主張がない記事は何がいいたいのか、さっぱりわからなくなります。
見出しだけ読んでも主張がなんとなくわかるくらいにしておきたいものです。
見出しはなるべく簡潔に
記事のタイトルは32文字が目安と言われています。
見出しに関してもそれくらいに抑えたいですね。
見出しもタイトルと同じく人を惹きつけるものです。
本文に誘導できるように内容を盛り込みつつも、簡潔にまとめあげたいです。
疑問系を使っていく
見出しで疑問系が使ってあれば本文を読みたくなるものです。
「見出しを作る上で、絶対に外せないルールとは?」みたいに疑問系でかかれていると読みたくなるものですね。
見出しの中に疑問系を取り入れる事で、ユーザーは飽きずに読み進める事ができます。
記事とベネフィットしているか?
見出しを作っている時にはその記事の内容に合っているか?は常に考えておきまきょう。
例えばおでんの記事を書いているに、見出しを作る段階でおでんからかけ離れていれば、見出しと記事がベネフィットしていない事になります。
ユーザーはタイトルを見て、自分の求める「答え」を探してブログに訪問されているのです。
見出しと記事がかけ離れてしまっては、ユーザーの心も離れていきかねません。
途中で見直していく
見出しから作っていった場合、本文を書いている途中で見出しを追加したり、直したくなる事もでてくるかと思います。
その時は、随時見直していけばいいかと思います。
まずは最初に骨格を決めておけば、あとの修正は容易です。
ライティングの途中で浮かぶアイデアもあるし、記事の公開直前に浮かぶアイデアもあるかと思います。
見出しは最初に作りますが、そこで完成ではありません。
最初に決めるのは全体像であり、より良い記事を作り上げるために、見出しの順番が変わったり、内容が変わったり、追加されたりするものです。
ついつい本文から書き始めてしまう悪い癖
以上、ブログの記事は見出しから書いた方がよい理由と、見出しを書く上でのポイントについてまとめさせていただきました。
ブログを始めて約一年。
頭では見出しから書き始めるべきだとわかっていても、ついつい本文から書き始めてそのまま作り終えてしまう事があります。
本文から書き始めた記事も悪くはないのですが、後で読み直すとやはり詰めが甘かったり、ボリュームが不足しているように感じます。
今年は「記事を見出しから書き上げる」事を徹底していきたいと思います。
今年の目標の一つに掲げて、実行していきます。記事のクオリティをあげる事はアクセスアップに直結し、収益アップに、自分の夢を叶える事に繋がっていきますからね。
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