最近は忖度という言葉が流行っていますね。仕事でも、忖度させておいていただきました!などと普通に使われます。
忖度とは「他人の気持ちをおしはかること」で言わないでもわかるだろう、という日本人独特の文化から生まれた言葉ですね。
サラリーマンにとっては上司の顔を伺う事、忖度は昇進などにも響いてくるので必須事項でもあります。ただあまりに忖度も度が過ぎると自分自身に跳ね返ってくる可能性があります。
目次(お好きなタイトルからお読みください)
違法行為でもまかり通る
最近、仕事が忙しくて休憩する時間もありません。
って言うか仕事をふられて休憩に行く間もありません。
忖度するならご飯も食べずに、休憩もせずに上司の顔色を伺いひたすら働くべきです。
しかし、休憩がとれないレベルで仕事をと頼まれた時には断るべきなのです。
休憩は休憩です。
まぁよほどの事があったり、緊急時には休憩をずらしたりできます。
忘れてはならないのは、6時間を超える仕事をした時には、休憩を45分はとらなければなりません。
これは義務です。
時々、忙しい時は休憩をとらずに働き続けてもよい、という勘違いした上司もいます。
休憩とる暇なく仕事を命じられた場合は毅然と、このように問いただしましょう。
「休憩をとらずに働けという事ですね?
そういう命令があったと理解してよろしいでしょうか?」
再確認します。
本当に休憩なく働くように命令されたなら、上司の上司に相談すればすぐに解決しますよ。
なぜなら休憩をとらさずに働かせる事は、違法だからですね。
よく休憩をとる暇もなかった…なんて話を聞きますがあってはならない事なのです。
6時間を超える労働をしたなら必ず45分の休憩が義務付けられています。
その事を知っていれば、上司に「休憩なしで働けという事ですね?」と一言確認すればいいだけです。
もし、休憩なしで働くように命令したなら、その上司が処分されるべき対象となるからですね。
正論ならはっきり主張すればいい
会社にとって都合のいい人は、ひたすら上司の顔色を伺い、すべてYESと答える人材です。
ただ、そうでなくてもストレスが溜まりやすく過労状態なのに、NOを言えないという事は鬱病などを発症する要因にもなりかねません。
会社で働いていると難題を突きつけられる事もあります。
雇われた立場なんだから、基本的には無茶苦茶な事でも命令は聞かなければいけません。
ただ、自分の能力をはるかに超えた命令、とてもじゃないけど仕事時間内に終わることのできない量、違法な命令などは、はっきりと大きな声です主張すればいいのです。
世の中には勤務管理がまともにできない上司もたくさんいます。
上司は王様ではないのです。
上司も会社から雇われた歯車の一つに過ぎません。
上司は労働基準法や36協定や、その他会社のルールの範囲内で命令を下すことしかできないのです。
ルールを知る事
知識をつける事が大切です。
自分の雇用契約がどうなっているのか?会社は労働組合とどのような36協定を結んでいるのか?
自分の休憩時間はいつからいつまでなのか?
まずはルールを知らないと上司の言っている事が違法行為だという事すらわかりません。
労働基準法については図書館に行けば参考図書があると思いますし、就業規則は必ず会社に置いてあります、36協定については労働組合の役員に言えば教えてもらえるかと思います。
ただ文句を言っているだけでは、誰にも相手されず、ただのクレーマー状態ですからね。
上司の権利は人事権
あの人に頼めばなんでも聞いてくれると思われては、面倒は事を次々と押し付けられてしまいます。
どんなに頑張っても個人の能力には限界があります。
無理な事は無理、理不尽な事にはNOを言えなければどんどん追い込まれて行ってしまう状態になります。
人はなぜ上司に対してNOを突き付けるのが嫌なのでしょうか?
それは上司は人事権を握っているからです。
上司は部下の評価をして、それが定期昇給やボーナスに繋がっていきます。
また管理職レベルになれば、人を転勤させる力もあります。
その為に無茶な話でもNOを言いにくくなるのでしょう。
しかし、上司の評価に関してもあまりに不当ならさらに上の上司に相談してみればいいでしょう。
転勤に関してはサラリーマンである以上、数年に一回はめぐってくるものです。
少し時期が早くなった程度に思っておけばいいかと思います。
お金の心配をなくしていく
この世の中にブラック企業がはびこっているのは、労働者にお金が必要で、生きていく為には多少の無茶な事くらい呑み込んでしまおうとするからです。
その結果、人は過労状態となりさまざまな問題を生み出す要因になります。
過労死など不幸な出来事はしっかりとNOを突き付ければ防げる事ができます。
NOが言いにくいのはお金という人質を握られている為です。
その為にも働かなくてもお金を生み出せる仕組みを作る事を、このブログではお勧めしています。
仕事以外に収入が増え始めれば、気持ちの負担は全然違います。
仕事の不満を副業にぶつけてさらに、収入のアップを目指すのです。
違法行為がまかり通るような会社にいつまでも働いていては自分の寿命を縮めるだけです。
もし辞めても収入源が途絶えないように、副業をしながら将来の事を考えるのも一つの手ではないでしょうか?
転職活動をする際にも、別の収入源があればその間の生活費の足しになるかと思います。
世の中にはものすごい数の会社が存在しています。
決して自分の働いている会社が全てだと思わない事です。
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