株主優待タダ取りって知っていますか?クロス取引をする上で大切な7つのポイント

株をやっている人は今さら何をって感じでしょうが、1日だけ株を持って株主優待を得るという方法があります。

これをクロス取引といいます。優待取りつなぎ売りと呼ばれている事もありますね。

株主優待をもらうためには権利確定日をまたいで保有しておく必要があります。

まぁ極端な話をすれば権利確定日一日だけでも株を保有していれば株主優待に配当金をもらうことができる訳ですね。

 

 

1 クロス取引は少々複雑

少し専門的な話になりますが、株主名簿に記載されるには購入後3営業日の期間が必要になって来ます。つまり権利確定日までに株を保有するには、権利付き最終日(いわゆる権利確定日の3営業日前)に購入をしておく必要があります。

多くの株では31日が権利確定日になっていますが、その場合…

28日が権利付き最終日、つまり購入する日
29日が権利落ち日、つまり売る日

となります。

株をはじめたばかりのころはここら辺が訳わからない事になりますが、習うより慣れろです。

失敗を恐れず繰り返していくうちに自然と身についてくるかと思います。

ネットには配当や株主優待の権利日一覧やカレンダーが多数公開されていますので、それらを利用すればいつ買っていつ売ればいいかがわかるかと思います。

 

 

2 クロス取引でリスクを回避する

ただ株の怖いところは、権利確定日をまたぐとかなりの確率で配当金や株主優待に応じて株価が下落してしまうという事です。

たった1日の保有でマイナスがでてしまう可能性が高いのです。

そこで、多くの投資家がしているのがクロス取引です。

 

株主優待銘柄を現物で買うと同時に、信用売りもしておきます。

 

「買い」と「売り」を同時にしておく事で株価の変動に左右されなくなります。

 

1000円値下がれば、買いの分はマイナスとなりますが、信用売りの分は1000円プラスになるという訳です。

権利確定日をまたいで、1日だけ株主優待銘柄を現物買いと信用売りを同時にする事で株主優待を貰える事になるのです。

 

 

 

3 世の中そんなに甘くない

それなら持っている現金や貯金をかき集めてかたっぱしからクロス取引をしていけば、株主優待を貰いまくれるじゃないか?

これで誰でも株主優待生活が可能だな!と思われることかと思います。

ただクロス取引にも大きなリスクが存在します。

世の中リスクのない甘い話なんてないと思っておいた方がいいかと思います。

実は空売りをした場合、逆日歩という株を借りた手数料が貸せられる事があります。

この逆日歩が思わぬ高額になった事例があります。

 

2017年12月26日ホットランドで6日間で135円の逆日歩がつきました。お正月休みが重なって6日間の逆日歩が発生してしまったのです。銀たこなどで使える1,500円の株主優待を得る為に13,500円もの逆日歩を払う必要が出てしまったのです。

 

もっとひどいのが2016年12月27日の湖池屋パターン。こちらも年末を挟んで5日間でなんと320円の逆日歩が発生。1000円分のポテチの優待をもらうために32,000円も経費がかかってしまう事に。えらい高級なポテチになってしまいました。この話はクロス取りをされている方には有名ですね。

 

 

4 空売りの仕組みとは

信用売り、空売りとは人から借りて株を売って、後日株を返すという事になります。

株なのでわかりづらいですが、ゲーム機「Switch」で考えてみればわかりやすいかと。

 

私はあなたから「Switchを」借りて、明日返すという約束をするとしましょう。

私は「Switch」を借りてすぐに30000円で売りさばくとしましょうか。

私の手元には30000円の現金が手に入ります。

 

そして翌日、約束通りにゲーム機を仕入れて返すことにします。

もし「Switch」を20000円で仕入れられたら私は1万円の儲けとなるのです!

しかしながら「Switch」が高騰して40000円でしか仕入れられなかったらどうなるでしょうか?

私は1万円の損失を被ることになります。

 

空売りの売りから入るという事はこういう仕組みな訳ですね。

売りから入るので株価が下がれば儲かり、株価が上がれば損をする事になるのです。

 

株価が下がればもうかって、株価が上がれば損をする事になります。

 

 

5 貸してくれる人がいなくなる

みんながみんな空売りをするとどうなるでしょうか?

 

みんなが空売りをして貸してくれる人が少なくなって来れば、証券会社は手数料を払ってさまざまなところから株を仕入れないといけなくなります。

 

この手数料が逆日歩と言います。

 

みんながみんなクロス取引を同時にしてしまうと株を貸してくれる人がいなくなって、手数料を払って長期投資家や機関投資家から株を借りなければいけない事態になります。

 

この手数料、逆日歩が思わぬ高額になる事が稀にあるのです。

株主優待以上に高額な逆日歩を支払うことになるって可能性もあるという事ですね。

 

 

6 高額な逆日歩を避けるために

逆日々がいくら発生するかは事前に知る事ができません。逆日歩が発生してしまってからでは、どうする事もできないのです。

ただ投資家として少しでもリスクを減らすためにできる事はあります。

 

1000株単位には手を出さない

単純に100株より1000株単位の方が逆日歩の最高料率が高いからです。

 

万が一逆日歩が発生しても高額になることを避けるために1000株単位で売買されている銘柄を避けるのも一つの方法です

 

小型株は要注意

株の発行数の多い大型銘柄は、貸株をしている型も多くてそう簡単に逆日歩が発生する事がありません。

危ないのは小型株かつ人気銘柄の場合ですね。

クロス取引する人に比べて貸株が不足してしまう可能性が高いです。

 

保有数に変動される銘柄

100株保有のみで株主優待が貰える銘柄に対して、株数が増えれば増えるほどたくさん株主優待が貰えたり、より優遇される銘柄はリスクが高いです。

一人当たりのクロス取引の量が増えればそれだけリスクが高くなります。

 

注意喚起銘柄は避けておく

注意喚起銘柄は逆日歩の倍率があがっていきます。

状況に応じて2倍、4倍、8倍、10倍と高額な逆日歩が発生する可能性がでてきますので、無理して手を出さないようにしています。

もちろん、注意喚起をみんなが警戒して、逆日歩が発生しないこともよくある事です。

ただ注意喚起銘柄に突撃していくと逆日歩が発生する確率は高くなるので私は避けるようにしています。

 

土日は挟まない

権利付き最終日と権利落ち日の間に土日が挟むとそれだけで逆日歩が3日つく事に。

つまり手数料が3倍になるという事ですね。

 

もし高額逆日歩が×3になったら泣くに泣けません。

私は土日を挟むクロスと取引は避けるようにしています。

もちろん、みんなが警戒して逆日歩が発生しないことも多々ありますが、リスクを避けるという意味では土日はまたがないのが基本ですね。

 

 

7 クロス取引をするもしないも自己責任

ある程度注意を払えばクロス取引でお得に株主優待をゲットできる可能性は十分にあります。

長年クロス取引を続けている方の多くはプラスになっておられるのではないでしょうか?

 

私は口座内に余裕資金があれば、それをクロス取引にあてる事があります。もちろん何度か逆日歩は発生しましたが、トータルではプラスとなっています。

 

ただクロス取引は時間的制約もたくさんあります。特にサラリーマンにとって忙しくなりやすい月末に、複数のクロス取引を同時にすると訳がわからないくなります。

 

クロス取引は上手に利用すれば、利益を得られる可能性は大きいのですが、サラリーマンにとって利用しにくいのですよね…。

 

 

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