誰も管理職になりたがらない|会社に詐取される名ばかり管理職

会社によって役職の決め方は違いますが、多くの企業では課長以上は管理職になります。課長の仕事は課のマネジメントです。

日々の営業成績を管理して、部下の勤務管理をして、お客様対応もしなければいけません。

 

実質、会社に拘束される「名ばかり管理職」が多いのが現実です。

本来の管理監督者は経営者と一体となり、会社をまわしていかなければなりません。ある程度、経営にも関われる立場である必要があります。現場と経営者の橋渡し役をするのが、管理監督者の役目でもあります。

そして自身の仕事量や、出勤時間に裁量権がなければいけません。

例えばお店の開店から閉店まで拘束されつづける管理は「名ばかり管理職」の典型的な例ですね。

 

課長になってお金も時間も失う

「名ばかり管理職」の場合、丸一日会社に拘束されて残業代が出ないなんてザラです。

会社側は、管理職手当を払っているので、当然と言ってきます。

しかし、毎日朝から晩まで働き詰めて、土日も出勤するとなれば、少しの手当では割に合わなくなってきます。

さらに有給休暇もあってないようなもの。つまり管理職になると同時に残業代、休日出勤代、有給休暇を失ってしまうのです。

名ばかり管理職なのだから、会社に請求すればいいのでは?と思われがちですが、「管理職」という肩書きをもらって残業代を請求しにくい既成事実ができあがっているのです。

 

一般職から抜け出せない

そういう訳で私の会社には管理職を希望する人は極端にすくないのです。なぜなら課長の一歩した課長代理が一番おいしいポジションだからですね。

課長代理は課長の仕事もしなければなりません。

課のマネジメント部分にも当然、関わる必要が出てくるでしょう。

しかし、組合員である課長代理は、残業代も払われるし、休日出勤すれば割増賃金がつきます。必要とあれば有給休暇を申請することもできます。

一般職として最高の給料が貰える課長代理が、攻守のバランスが良すぎて、みんな課長代理から上がらなくなってしまうのです。高給取りの課長代理が割増賃金で、さらに給料がアップされて、かなりの給料となります。

 

課長代理と課長では立場があまりに違ってくるのです。

役職の級で言えば1つしか変わらないのに、責任は倍増されるのに、給料が下がってしまう。

 

会社での拘束時間はさらに増してしまう。こんな状況だから誰も課長になりたがらないのです。

 

少しでも長く課長代理を続けている方が、時間もお金もお得と言えるからです。課長代理の考えている事は、いかに少しでも長く課長代理で居続けられるかを賢明に考えています。

課長へ昇進の話がでてきても、あの手この手で断るのです。

普通は昇進と言えば会社内で偉くなるし、給料も増えるので喜んで受けるものですが課長代理(一般職)→課長(管理職)はマイナス面ばかりが目立ってしまいます。

課長になって、部長になって経営者になって出世競争を戦い続ける気がない人にとっては課長代理が最終ポジションでありたい訳です。

 

会社がとる最終手段

上を目指し続ける出世意欲のある人物より、一般職であり続けたいと思う人の方が大半なのです。管理職のなり手がいなくなります。すると会社はどうなるでしょうか?

私の会社では驚くくらい管理者になりたいと思う人がいません。なので外部から引っ張ってくるか、課長代理を強制昇進させるかになってきます。

 

外部からひっぱってきた課長の一番の問題は、やはり会社内での経験不足です。

マネジメントの経験や知識があっても、いきなり課長待遇で仕事をこなすのはなかなか大変な訳ですね。外部からやってきた課長は現場の細かいことがわかっておらず、非常に苦しまれる事が多いのです。

やはり会社で叩き上げの課長代理が課長になった方が、現場の事もよくわかっているので、スムーズに行く事が多いです。しかし課長代理に昇進意欲ないのに、無理矢理に強制昇進させた場合は、課長という役職に重荷を感じてメンタルがやられる方が多いようです。

名ばかり管理職には、誰もなりたくないのです。

 

なんの裁量権もないのに、責任ばかりおしつけられて、わずかな手当と引き替えに時間外労働が無償奉仕になる。

残業代を払いたくないが為の課長ではいけない訳です。

それなりの裁量と権限、そして報酬がない限り「管理監督者」となりえない訳です。朝から晩まで365日拘束されるような管理職では、結局は体を壊すか心を壊してしまうのです。そんな管理職を見て、誰も管理職になりたがらないのです。

会社の経営者はきちんと法令遵守を行い、従業員の健康を守る事こそが、会社の発展に繋がることを認識しなければいけないかと思います。

 

避けられない道

そんな悪しき「名ばかり管理職」ですが、私がブログでいくら声を張り上げても会社は変わりません。

私も将来的に「名ばかり管理職」にならされる可能性はあるし、他の会社へ出向さされる可能性もあります。

特に40代は管理職への昇進の時期とも言われています。管理職を断っても、報復人事や強制昇進が待っています。会社に直訴したり、抗議するなど方法はあるでしょうが、おそらく会社の体質である以上変わることはないでしょう。

最後は退職の道をとらざるを得ないのが現実です。

そういう訳で、いつ退職になっても最低限生きていくだけの収入は、確保しておきたいという思いが大きいです。

会社内でのスキルを向上させるより、副業でのスキルを磨いていきたいと思います。

私に愛社精神はないので、会社に奉仕する気は毛頭ありません。

 

自分の腕ひとつでとりあえずご飯を食べていけるくらいにはなれるように幅広い視点をもっていきたいと思います。

 

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