低金利時代の銀行経営の難しさ|口座維持手数料の是非について

低金利が続くと銀行経営は非常に難しくなると言われています。

特にマイナス金利が導入されてからはお金を集めれば集める程、銀行は利益を上げ辛くなります。

 

民間の金融機関は日銀に当座預金を開設して、そこに資金をあげています。今までは日銀にお金を預けているだけで利益をあげられていたのです。

 

銀行が儲からない時代

マイナス金利の導入でその利益がますます圧縮していく事になり、銀行は業務の多様化を迫られる事になります。

 

銀行は個人などから幅広くお金を預けてもらい、それを企業に貸し付けて利益をあげています。この貸付業務こそが銀行の一番の稼ぎ頭だったのですが、低金利状態が長期化する事によって銀行の収益をかなり圧迫する事になってきたのです。

 

そこで銀行は決済に関わる「手数料」で稼いでいます。

企業間の送金から、クレジットの引き落としまで、銀行の「送金」決済機能を使っています。

またATMでお金を引き下ろす時にも手数料がかかります。条件によっては無料になりますが、頻繁にATMを利用しているとかなりの金額となります。

ただ電子マネーの普及と共にATMを使う機会もずいぶんと減ってきたものです。電子マネーのオートチャージ機能なども充実して、買い物に困る事もありません。

 

そうなるとATMの利用機会はどんどん減ってきてATMのメンテナンスだけでも、銀行にとってはけっこうな負担となる訳です。

そこで銀行が考えているのが口座維持手数料を取るという事です。

 

 

過去に口座維持手数料あったのか?

といっても過去に口座維持手数料をとられていた事もありました。

ネット銀行の先駆けともいえるジャパンネット銀行です。2000年前半の頃はまだネット銀行も少なく、インターネット上で口座を管理するという事が珍しかった時代で、条件によっては口座維持手数料が月額1050円もとられていた時代がありました。

「月額」ですので、相当の金額ですね。その後、口座維持手数料は引き下げられて今では無料となりました。

 

現在では100万円貯金しても、一年間の金利は100円前後です。ATM一回の利用料にもならない金利で、もはやお金を「預けている」のではなく、銀行に「預かってもらっている」のです。

 

要は銀行口座が金庫の代わりになっているので保管料をいただきますね!という事です。多くの銀行で口座維持手数料が導入されると、複数口座を持っている方は預金口座を絞る事になるかと思います。

 

私もメガバンクの他に、ネット銀行に、地銀、ゆうちょ銀行と多くの銀行口座をもっています。その中には口座を持っているだけで、ほとんど出し入れしていない口座もあります。

もし口座手数料を取られる事になれば、ネット銀行とゆうちょ銀行くらいに絞る事になるでしょう。

 

銀行はブラック企業?

銀行で働く人にとっては、ブラックと思っている方も多いのでは?と思います。

 

ドラマ半沢直樹で一躍、有名になった銀行のお仕事。

少し話がそれますが、銀行での仕事はかなりの激務と言われています。さまざまな業務のノルマが多い事…。

投資信託の販売から、クレジットカードの獲得、定期預金、生命保険、医療保険などなど…それはもう多くのノルマがあり、本社を通じて支店長、そして銀行員へ課せられていくのです。

 

毎日、ノルマに追われる日々となりますので、かなりの精神的なストレスとも言われています。

銀行では頻繁にボーナスのキャンペーンや〇〇キャンペーンなどを行っており、その度に大きなノルマを抱えながら仕事をする事になるのです。

 

実際に投資信託を売るにしても、よく調べる方はネットの証券会社で購入した方が、購入手数料や信託報酬が少ないので銀行で買う事はありません。

私も何度が銀行の窓口で投資信託をすすめられました。ほぼ同じ運用成績のインデックスファンドなら少しでも信託報酬の安いところで買いたいので、銀行で買う事はありませんでした。

 

投資信託の知識のない方から高額な手数料の商品を預金から鞍替えしてもらうのが、仕事となるのです。

ただし、信託報酬が高い事はお客さんにとってはほぼデメリットでしかありません。(中には成功する投資信託もありますが、多くのアクティブファンドはインデックスファンドに手数料負けします。)

そんなデメリットの大きい商品を積極的にすすめていかなければならないのです。

高額手数料の投資信託を売る事に、良心の呵責を覚えるようでは銀行員は務まらないのです。

 

まとめ

金融機関の中枢をになう銀行。我々は少なくとも銀行口座を一つは持つ必要があります。証券会社、仮想通貨、電子マネー、クレジットカードなど何をするにも決済機能が必要だからです。

だからこそ、口座維持手数料を取れば確実に収益は上がる事でしょう。具体的に話がでてくるのはこれからなのでしょうが、銀行口座はほとんどの方が持っているので非常に関心が深い話となっています。

今後の行方を見守りたいですね!

 

 

 

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