今回の記事は少し重たい話です。
と言うのも去年から闘病中だった会社の同僚が亡くなられました。
同僚のAさんはずっと体調が悪いといいながらも、使命感により無理して仕事を続けてきておられました。
同じ課内じゃないので、直接一緒に仕事をする事はなかったのですが、話によれば相当無理して仕事をされていたそうです。
そして我慢の限界を越えて病院に行った時に進行性の胃癌が見つかったそうです。
去年の8月の話です。
話によれば何ヶ月も吐き気などの体調不良を抱えながら仕事を、されていたそうです。
まだ3才の幼いお子様と奥様を残されて亡くなられたという事でさぞかし無念だったと思います。
いたたまれない気持ちになります。
目次(お好きなタイトルからお読みください)
癌は早期発見早期治療が基本
これはあらゆる癌にいえる話ですが、癌は早期発見・早期治療が基本です。
早ければ早いほど、生存率は上がります。
逆に体調が悪かったり痛いのをいつまでも、我慢して治療を放っておくと手遅れになる可能性が高くなります。
自覚症状がでる前に検診で発見された方が、より軽い症状で発見された方が生存率は上がります。
無理して働く必要はない
体調不良の状態で無理して働く必要はありません。
私たち労働者がひとり欠けても、会社は何事もなかったかのようにまわります。
それが会社なのです。
もちろん休みすぎればなんらかのペナルティを被る可能性はありますが、健康に代わるものではありません。
もし、病院に行って何らかの病気が発見されたら診断書を書いてもらって治療に専念しましょう。
体調不良をおして働いて、取り返しのつかない事になっても、会社はなんの責任もとってくれませんからね。
同僚のAさんも何かおかしいと思った時に、病院に行って治療を開始していればもっと長生きできたかもしれません。
仕事に対する使命感が強いあまり仕事を休んで、病院に行く事を躊躇されていたのだと思います。
あとの事は気にしない
誰だって病気になる可能性があります。
会社に雇われている労働者はもちろん、管理職だって、取締役の経営者だって誰だって病気になります。
病気を治療してくれる医者だって看護士だってみんな病気になります。だから病気になった時は休めばいいのです。
自分がいなければ会社は回らないというのは、思い上がりでしかありません。
どんな人であろうが、会社はにとってひとつの歯車でしかないのです。
社会全体には何の影響も及ぼさずに世の中は回っていきます。
生きている事の方がよほど大切です
自分はもちろん、家族にとっても一番大切なのは生きている事です。
仕事に、体を壊してまで続けるような価値はありません。体を壊してまで働いても誰も褒めてくれません。
仕事と自分の体を比べる事自体が間違っている事です。
確かに、仕事が続けられなければ収入も途絶えます。責任ある仕事を休むのには躊躇されます。
しかしながら、無理して仕事を続けていても、自分はしんどいし、結局最後はまわりに迷惑をかけてしまう事に変わりはありません。
健康に気を使って、悪いところはいち早く治して仕事にのぞむ事が大切です。
上司や同僚に気を使って病気の事を言い出しにくかったりする気持ちはわかります。
しかし、部下の健康を気遣い、しっかり、治療に専念してもらい、その間に業務をまわしていくのが上司の仕事なのです。
会社には社員が安全かつ健康的に働ける環境を作っていく義務があります。安全配慮義務といいます。まずは上司に相談してみましょう。
中には病気に対する理解のない職場もある事でしょう。
しかし、仕事はいくらでも変わりがありますが、自分の命はただ一つだけでかけがえのないものなのです。
有給休暇や病気休暇を利用しよう
病気で病院に行きたいなら有給休暇を使いましょう。
有給休暇ってとりにくかったり、取得するのに躊躇しますよね。しかしながら、病院にいくという社員を止めるような会社はないでしょう。
そして病気の治療が長引きそうなら、診断書をとって病気休暇を利用しましょう。病気休暇については会社によって違うので、自分の会社の就業規則をしっかり読んでおく事が大切です。
病気に対する備えをしておきましょう
病ってある時に突然起こります。普段考えてもいなかったような事が身の回りに起こるものです。
入院などが長引けば生活に直結してきます。
保険という制度があります。
医療保険に入っておけば、入院時に保険金がおりますし、がん保険に入っておけば癌の治療に応じて保険金がはいります。
入院が長期間にわたると家計に大きな痛手を被ります。特に癌で保険のきかない先進医療を受ける場合は、かなりの高額になります。
保険は多く入ればいいというものではありません。自分のライフステージに合わせて必要と思われる保障を補っていく事が重要です。
不労所得を増やしましょう
不労所得を増やす事を心がけましょう。不労所得は働かずにともお金が入ってます。
例えば、株を持てば定期的に配当金がいただけます。持ち株の会社が赤字になったりしない限りは基本的にお金が入り続けるので不労所得と言えるでしょう。
ブログで発生している収益も不労所得になるかと思います。ブログ運営は収益になるまでがとても時間がかかります。
しかし、一旦アクセスを集められるようになれば放置していてもグーグル検索にひっかかるようになって収益が発生し続けます。
病気になったら仕事をしたくても仕事ができません。そうなれば収入が一気に途絶える事になります。
労働による収入以外に、不労収入があればいざという時に非常に心強いかと思います。
コメント