本当にごねたらなんとかなるっていう考え方の人が多すぎなのです。特にお客様と呼ばれる方から連日のようにごねられます。
「なんとかなりませんか?」「無茶なのわかっているけど、やってもらわなければ困る。」「お宅は仕事なんだろ。無理とは言わせないぞ。」
まぁよく耳にしますね。
無茶難題を押し付けて、無理を通そうとする人たち。
ごねれば割と無茶な意見でも通る場合があるのです。
一度、ごねておいしい思いをすれば、ごねなきゃ勿体無いくらいに思えてくるみたいですね。
目次(お好きなタイトルからお読みください)
ごね得は許しません
中にはお客様の無茶難題に答えている人もいるようですが、私は無理な物は無理なので、
「申し訳ございませんが、ご要望にはお応えしかねます。」と断るのですね。
するとごね得クレーマーは次の一手を言ってきます。
「俺は客だぞ!客の言う事を聞けないのか?」
えぇたとえお客様であろうとできない事はできないし、そんな高圧的なごね得クレーマーのいう事など聞きたくないので突っぱねるのです。
淡々と… 「社内規約で決まっている事なおでいたしかねます。大変申し訳ございません。」
仕事なのでできる限りの事はしなければいけませんが、NOをYESに変える事はできないのです。
ごね得クレーマーはさらに追い打ちをかけてきます。
「お前のサービスはなっていない!上司を呼べ!」「本社に電話するぞ!いいのか?」などまくし立ててしますが、そんな事で動じていては接客業はできません。
話を聞きながらお客様が引き下がるのを待つのみなのです。
ごねて得する仕組みは?
何故、人はごねるのでしょうか?ごねている人の心の奥にはこのような心理が働いています。
- 高圧的な態度を取る事で相手より上位に立つ
- きつい口調でまくし立てる事で、相手をひるませる
- 自分は被害者だという事をアピールして、自分の意見を無理矢理とおそうとします
今までいろいろな場面でごねている人を見たことがあります。
役場で申請書類が通らなかった時、病院での待ち時間が長くなった時、電気屋でネットの最低価格より店舗の方が高かった時…etc
要は、ごねる事で「自分の思うように相手をコントロールをしたい」という事に繋がっているのです。
ごねられた場合はいつの間にかこちらが加害者みたいに仕立てられて、その場から逃げ出したい気持ちでいっぱいになって相手の無茶苦茶な要望に応えてしまいます。
するとごね得クレーマーは大きな声で荒げればごね得が通じるんだ、自分の思いのまま物事が進むのだと勘違いとなってしまうのです。
私はその仕組みがわかっているから、ごね得を許さないと毅然とした態度で接しています。
でも、本当に疲れ果てるので勘弁していただきたいです。
もっとこっちを見てくれ!私は被害者なんだぞわかっているのか?お前は仕事だろ!
とキレられ続けるのは本当に気分が悪く、病んでしまいそうになります。
気をつけなければ自分もごねている
そんな世の中のごね得の状況を見ていると知らず知らずの内に自分もそうなってしまっている事があります。
ついつい、相手のミスに突っかかったり、無理を通そうとしたり…。
自分がやられて嫌だった事を自分が行っているのです。
あれっ?これってもしかしてごねている?ってふと思う訳です。
大きな声を出す事で無理な事を通そうとしています。
きまりで無理だと決まっているのにルールを破ろうとしています。
自分は困っているんだから、なんとかしてくれ!
ってごね得クレーマーじゃないか!!
不思議と自分が主張している時って自分が正しいと思い込んでいるので、それがただのごねているだという事には気付きにくいのです。
自分は正しい、相手が間違っているという思い込みが、ごねるという行為を助長させているのです。
ではどうして自分が間違っているという事に気付けるのでしょうか?!
まずは冷静に自分の姿を見つめてみましょう。
そもそも大きな声を出したり、高圧的な態度を取る事自体社会的に容認されない事ですからね。
相手の言葉に耳を傾けましょう。
常に自分が正しいなんて考えはおごりでしかありません。会社には会社のルールがあるし、学校には学校のルールがあります。
その中にいる限りはルールを守らないと秩序は保たれません。
ごねて無理矢理ルールを捻じ曲げても、自分の人格を損なうだけです。
一時的な欲求を満たすために社会的に許されない事をしているのです。
その事が分かれば相手の言い訳にも耳を傾けるし、相手の主張も一旦飲み込みます。
その上でもし言いたい事があるのなら、冷静に自分の意見を主張すればいいのですね。
自分ではごねていないつもりでも結構ごねているものですよ。
特に家族間は言いたい事をいいやすい環境なのですぐにごねてしまうかもしれませんけど、相手から見れば、ただ恥ずかしい、大人げないと思われるだけですよ。
あぁ自分は今、ごねているんだな、って気付ける事はとても大切です。
ごねている時にしなければならないのは相手との話し合いではありません。自分の感情の整理なのですね!
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