自分に詳しい業界の会社に投資しよう。ただし従業員持株会による集中投資にはご注意を

サラリーマンとして働いておられる方にとって、自分で働いている業界の情報についてはかなり詳しい知識を持っている事かと思います。

 

自分の会社の商品知識は当然の事ながら、ライバル会社の商品など幅広い知識がなければ、比較して自社の商品をすすめる事はできません。

 

 

業界の会社の商品知識から経営状態まで、さまざまな情報を持っている事になります。

 

さて、サラリーマンは勤めている会社の重要な情報に基づいて株を売買する事はインサイダー取引にあたり、厳しく法律で制限されています。

 

 

自分の会社の発表前の新商品の情報を手にしながら、それを元に株を売買すれば一般の投資家が不利におかれます。

 

まぁ一般のサラリーマンは未発表商品の情報など重要な情報を耳にする事はほとんどありません。

 

マスコミ発表と同時に耳にするという事がほとんどです。

それでも詳しい知識を持っている場合が多く、自社の株を買いたいなら持株会を通して購入する事になります。

 

自分の会社の事なら、福利厚生から労働組合の活動状況、統治ガバナンス、コンプライアンスが遵守されているのかまで詳しい状況を知っているわけですね。

 

 

持株会で自社株を買うのはあり?

自分の会社が長い目で見て伸びると信じるならば、持株会を通して積極的に株を購入していけばいい事になります。

 

また株を購入する際に奨励金が結構な割合で支払われる事も多いので、お得といっちゃお得ですよね。

 

ただし、一社に集中投資する事になりますので、従業員持株会を通して購入するのは月1万円などある程度制限しておく事をおすすめします。

 

どんな優れた会社でも、長い先の将来の見込みなんてわかったものじゃありません。

 

一社に集中して投資するという事は危険ですので、持株会で購入するのもほどほどにしましょう。

 

 

逆にあまり自分の会社の展望に自信がないなら、単位株になったならさっさと売却をするのもアリですね。

 

 

従業員持株会の奨励金を利用して株を購入して積み立てていって、単位株になれば売却して、展望の見込めそうなライバル会社を買ってみるなんて方法もあります。

 

株式投資は利益を挙げなければ全く意味はありません。

 

そこは愛社精神とは別問題になる訳で割り切って投資をしましょう。

 

 

悪い時はとことん悪くなる持株会

持株会で売ることなく積み立てていった場合、どのような事が想定されるでしょうか?!

自社の経営状態に良い時は株価も上がって、ボーマスも上がる事でしょう。

 

場合によってはベースアップがあったりウハウハな状態ですね。

 

まさに資産家としても立場と、労働者としての立場が一心同体になっているわけです。

 

経営状態が上向きな場合は良い方向に動くのですが、これが一転、経営悪化してきた時は最悪です。

 

何があるかわからないのが会社です。

 

突如、降って湧いたかのように不祥事が起こったり、経営の悪化が明るみにでたりするものです。

そうなれば株価は当然下がるし、利益が減るという事は配当金も減る事が多いです。

 

さらにベースアップどころか、ボーナスカットされたり、給与カットが敢行される場合もありますし、余分な従業員を出向させたり、転籍させたりと最悪な事が続くのです。

 

まさに資産家としても、労働者としても連動して悪いことが起こるという事になります。

 

そうなればサラリーマンとしても大ダメージを被り、長年積み立ててきた持株会の株も大ダメージを受けて再起不能に陥りかねないのです。

 

リスクを分散するという意味においては、持株会での積立で資産を貯めていくというのはある程度割り切って、売る時は売ることをおすすめします。

 

奨励金が10%あれば少々暴落してもそれをカバーしてくれますので、単位株になればさっさと売っていけばそうそう損する事はありませんよ。

 

 

管理者・経営者を目指すなら売らないでおこう

もし、サラリーマンとして頂点を目指すなら自社の株を保有しているという事は一つのステータスになります。

 

労働組合に属している間は正直株を持っていようが、持っていまいがあまり関係ありません。

 

どうでも良い事です。

 

しかし、課長や次長など管理者になり、部長や取締役など経営者を目指すなら株を持っている事がステータスになります。

 

一族経営者の発言力がなぜそこまで強いかと言えば、それだけ株を持っていて、経営と一心同体になっているからですね。

 

経営者としての立場、株主としての立場その両方に力があるので一族経営者は強いと言われているのです。

 

 

まとめ

持株会を通して株を買うということは奨励金が支給されるなど有利な事がある反面、一社に集中投資する事になり、長期投資という面では大きなリスクを抱える事になります。

 

投資の基本は分散投資ですが、その投資の原則を無視して一社に集中投資をするという大きなリスクを抱えているという事を忘れないでください。

 

毎月わずかづつの積立でも何年、何十年と積み立てていればかなりの大きな投資額となります。持株会の自社株が単元株になればさっさと売るというのも一つの方法です。

 

また上場企業の持株会ならまだしも、非上場の会社の株だった場合は売るに売れなかったり、経営者から不当に安く買い叩かれたりとさまざまなトラブルが実際にありますので気をつけていただければと思います。

 

 

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