自己啓発の本って読めば一時的に元気がでます。
まさにエナジードリンクみたいなもので一時的に元気がでますが、一時的なもので、すぐにその効果が切れてしまうのが特徴です。
本を読んでいる時は何か達成できそうな気がしますが、実際には何もできないのが最大の問題です。
自己啓発書を読んで学んだことを実践しなければ全く意味がありません。
自己啓発書と言えば、「7つの習慣」や「嫌われる勇気」あたりが有名でこういった本を読めば間違いなく自分が変われそうな気になります。
でもね、そこで人生を変えることが出来るかどうかはの違いは結局、行動できるかどうかにかかってきます。
行動しなきゃ何の成果もあがらないし、身に付きません。
本を読んだからと言って、自分の経験値は何も変わっていないのがミソです。
仮に10冊、本を読んだからと言って、経験自体は何もしていません。
必死で本を読んでもそこから、自分の経験を積まないことには、意味をなさないのです。
インプットばかりして、アウトプットがまったくできていない状態になります。
もし、一冊でも本を読んで、感銘を受けたならそれを実行に移すことが大切になります。
自分を変えてくれそうな一冊が見つかった。
それなら少しでもいいのでその本に書かれてあることを、実行に移せるかどうかの話になってきます。
成功法則を学ぶだけではただ頭でっかちになるだけで、逆効果なくらいです。
吸収した知識を活かすために、行動することによってのみ人は変わることが出来るのです。
自己啓発本を活かすために
同じ本を読むにしても、先に問題や目的を明確化しておきましょう。
仮に本を読んだとしても、自分の精神状態によって得られる内容が大きく変わってきます。
本を読むこと自体が娯楽であるならそれでいいでしょう。
本を読むこと自体で、目的を達成している事になります。
ただし、自分を変えたり、問題を解決したいなら、本を読む目的を明確化しておくことが非常に重要になってきます。
自分の思考がはっきりしている状態で本を読むことによって自然と問題を解決する方法を、自分自身で導き出してくれるのです。
また目的を達成したいならその事をはっきりと頭に思い浮かべながら、本を読むことで、何を成すべきなのか自分が一番良く分かる事でしょう。
問題や目的が具体的であればあるほど、それに対する答えも具体的になっているものです。
本の選び方
本は名書一冊で十分です。
生きるビジョンを失っているなら「7つの習慣」で十分ですし、人間関係で悩んでいるなら「嫌われる勇気」で十分です。
それこそ応用力が効くなら聖書からでも答えを導き出すことができるでしょう。
人の思想や哲学に関しては大昔にすでに完成されています。
その考えを形や言葉を変え続けているだけなのですね。
だからわざわざ新刊を買っても、何か劇的に新しい事が書かれている訳ではありません。
自己啓発本ってものすごい数が存在しますが、名著って限られてきます。
まぁどんな本でも自分に合う合わないは存在します。
どれだけ人が良いと言っても、自分には合わない事がありますし、評判の良い本でも自分にとっては違うと感じる事もあるのです。
自己啓発の本選びは、名著かつ自分のインスピレーションに合いそうなものを選ぶのが一番です。
本が合う合わないはもうね、個性の問題なので自分にしかわかりません。
何を求めているかも違えば、経験してきたことも違います。だからこそ、最後は自分の感性で選ぶしかありません。
付箋とPDCAを活用する
さて、自己啓発書を手に入れたなら、付箋を用意して読み進めていきましょう。
気になるフレーズがあれば付箋を貼り、自分が思いついた事があれば瞬時に付箋に書き込んでいきましょう。
付箋はあまり使いすぎると付箋だらけになってしまって何がなんだかわからない状態になってしまいます。
ですので、私は一冊につき10枚程度を厳選して使うようにしています。
本を読み終えれば10枚程度の付箋を元にフレーズや思いついた事をまとめていきましょう。
ブログを運営しているなら自分の為にブログ記事を書くのも良いかと思います。
本の内容をまとめればあとは実践あるのみです。
最初にも申しましたとおり、どれだけ本を読んでも、実践して経験を積まないことには何も変わる事はできません…。
PDCAに従って自己啓発本で学んだ事を実践していきましょう。
PDCAとはPlan(計画)→ Do(実行)
行動の計画を立てて、実践してみて、その結果を評価し、再度本を読んでみて改善を試みます。
こんな感じで行動していけばどんどん人生が変わっていくことかと思います。
最初は小さな変化かもしれませんが、その積み重ねが大きな変化をもたらしてくれる事でしょう。
コメント