私は10代20代と結構、感情的に生きてきたと思います。親にも歯向かってきたし、友達とも意見のぶつかり合いで喧嘩もしてきました。
自分の思うようにいかない事は、すぐに口に出して感情をぶつけてきましたね。
人には感情があって当然で、「嬉しい」「楽しい」「悲しい」「怒り」などさまざまな感情が入り乱れて生きていくことになります。
当たり前のようにさまざまな感情を抱えながら生きていくという事になります。
その感情は人間らしく生きていく上で、とても大切なのですが、時として自分の足を引っ張る事になります。
感情に自分が逆にコントロールされてしまって、浮き足立ったり、落ち込んだり、頭に血が登ったりして正常な判断ができないようになってしまいます。
誰もが感情的になってしまって「失敗したな…」と思うことはあるはずです。
あぁ感情にまかせてこんな事言ってしまった…、本当はあんなつもりじゃなかったのに…と思っても過ぎ去ってしまった事はもうどうしようもありません。
30代、40代に突入して若干感情に振り回される事なく冷静に行動できる事が増えてきました。
さまざまな感情が湧いてきても、それを自分の中で消化しています。
もちろん今でも、いろいろな感情は沸き起こります。
しかし、それで自分を見失うくらいに感情を爆発させる事は少なく、冷静に対処できる機会は増えてきたと思います。
目次(お好きなタイトルからお読みください)
感情は人間らしい証でもある
感情をあるって事は本来は素晴らしい事なのですね。
良いことがあれば嬉しいと思って喜ぶことは大切です。
- ヤッター!褒められたぞ!
- 営業成果がでて数字が伸びてきた。
- 今日はお給料日だ。うれしくてたまんない!
悲しい事があれば、落ち込んで当然です。
- あぁ…。上司に怒られた。いつも自分は失敗してばかりだな。同じ事をしないように本当に気をつけないと…。
- せっかく楽しみにしていたデートがキャンセルになった!最悪。もうやる気しない。
頭に来る事があれば怒るのも当然です!
- 頼んでおいた仕事が全然できてないじゃないか!!あぁプロジェクトが全然進まない!
- 自分勝手な事ばかりいって。少しはこちらの事を考えてくれよ。
- なんだこの渋滞は…。約束の時間に間に合わない!!助けてくれ。
生きていればさまざまな感情は自然と湧いてきます。
感情はごく当然の生理的な現象でもあるのですね。
喜怒哀楽があるからこそ人間でもあるのです。
ただそういった感情をコントロールするとなれば大変です。
多くの方が感情に任せて行動して失敗されます。
特に怒りの気持ちが爆発して、場合によっては人生を棒に振るレベルの出来事も起こりかねません。
こういった感情は、感情が湧き上がると同時に、体が反応してしまいます。
嬉しいな!よし!喜ぶぞ…と思って飛び跳ねるのではなく、自然に体が飛び跳ねます。
悲しくて苦しい…よし、今から泣くぞ!と思って泣くのではなく、自然に涙が溢れ出ます。
そしてタチが悪いのが怒りです。本当に頭に来た!今からこいつに文句をいってやろうと思って冷静に怒るのではなく、感情に任せて暴言をはいてしまいます。
これが問題行動となるのですね。
ほとんどの事は冷静に話をすればそれが一番解決への近道なのです。
しかし、自分が感情に振り回されているから、言葉尻が強くなってしまったり、攻撃的は言葉に発してしまって、問題がどんどん大きくなっていくのです。
自分の感情を一時的にでいいのでコントロールする事で、さまざまな場面で物事が良好に進みやすくなりますよ。
客観的に見てみてどう思うか
感情が一定の振り幅を越えてきたら自分にセーブをかけましょう。
その方法としておすすめするのが、今、相手にどう思われているかを想像する事です。
問題が起こった時に冷静になって落ち着いて対処する人と、動揺を隠せずに焦って感情的になる人がいます。
冷静になって対処している方が、どうみてもまともですよね。
パニックを起こして怒りに任せて行動している人はあまり関わらないでおこうと思いますよね。
その逆バージョンです。
感情的になっている自分の姿を見て「恥ずかしい」と認識する事で、自分の感情を抑えることができるようになります。
あっ感情がこみ上げてきて、トーンが上がってきた!と思うならその自分の姿を想像してみましょう。
相手から見た自分の姿がどう見えるのか、考えてみる事で自分の感情をコントロールしていくのです。
深呼吸に時間をとる
これこそが最大の感情のコントロール方法です。
実際に私もこの方法でかなりの感情を抑える事ができました。
夫婦や家族間でもありますよね。
お互いに感情的になって意見がぶつかり合う時。
そんな時は、とりあえずその場を離れます。
どんな状況であろうと一旦、場所を変えてみます。
そして一時的な感情が収まるまで深呼吸をするだけです。
感情の幅が大きい時は深呼吸に時間がかかります。
これは職場でも同じです。
自分が感情的になってきたと思った瞬間にお腹が痛いとでも言ってトイレに行って深呼吸を繰り返しましょう。
深呼吸をする事で怒りの感情は徐々におさまってきます。
そして自分は何をしなければいけないのか本来の立場・役割を考えましょう。
感情に支配されると、呼吸が浅く早くなってきます。
その状態を深呼吸する事で強制的に治していきます。
腹式呼吸で深呼吸を繰り返す事によって、副交感神経が働き始めて、リラックスした落ち着いた状態を取り戻せるのです。
意識して呼吸をする事で、心の感情が落ち着いていって、冷静な自分を取り戻せるかと思います。
思考を切り離す
怒ってなんとかなる事なら怒るのもいいですが、ほとんどの場合は問題が悪化するだけです。
深呼吸で落ち着いた感情がまた荒立ってくる事もあるでしょう。
感情を支配している出来事について、一旦頭から切り離す事も大切です。
相手から不快は言葉や行動をとられて、腹立って仕方ない時、面と向かって喧嘩腰に話をするのは得策ではありません。
その不快な言葉や行動は一時的な事がほとんどです。
継続したり、業務に支障をきたす場合は対処が必要ですが、そうでない場合は相手にしない事が一番です。
なんで、こんな事言われなきゃいけないんだ、謝罪を求めるなんて事を考えると問題は間違いなく悪化します。
そんな時に有効なのは、目の前に起こっている出来事をまるで他人のように考える事です。そして、自分は自分の仕事だけの事を考える。
仕事に全力を投じることで、外音を完全にシャットアウトします。
今、自分は他人にコントロールされる事なく、自分が自分でなすべき事を完全にコントロールしている事を感じます。
自分に他人の行動をコントロールする事はできません。
しかし、自分で自分の気持をコントロールする事はできます。
もし相手に何か言いたいなら、完全に自分の気持をコントロールできるようになってから、冷静に対処すればいいかと思います。
怒りに任せて物事を行って後悔する事はグッと減るでしょう。
まとめ
職場だけじゃなくて、感情にコントロールされそうになる場面はたくさんあります。
家の中で家族で過ごしていても、ショッピング中の店員の態度にも、友達との関係においても、さまざまな場面でさまざまな感情が沸き起こることでしょう。
その感情こそが私達の人生を豊かにしてくれ、有意義なものとしてくれるのですが、時として感情は害をもたらす事があります。
自分の感情を上手にコントロールできるようになれば、普段の生活の中でも確実に笑顔が増えてきます。
感情をコントロールするのはそんなに簡単な事ではありません。
まずは・・・
- 客観的に自分の姿を見てみる
- 深呼吸をする
- 思考を切り離す
この3つを実践してみてください。
少しでも感情から自分を取り戻すことができれば、物事がスムーズに進んでいく事を感じる事でしょう。
まずは自分自身をコントロールする事で、こんなにも穏やかに過ごすことができるんだと知ることが大切です!
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