こんにちは!かぶまるです。このブログでは何回かトラリピの魅力とその危険性についてさまざまな角度から分析してまいりました。
目次(お好きなタイトルからお読みください)
証拠金が足りない!
安全にトラリピで運用するには幅広くレンジをとってロスカットや損切りがおこらない状況を作る必要になります。
しかし、そうなると必要証拠金は跳ね上がります。
レンジ内に仕掛けるトラップの本数によって必要証拠金は変わってきます。
証拠金を減らすにはトラップの幅を広げていくしかありません。
あまりにトラップの幅を広めると今度はトラリピが機能しなくなってきます。
トラリピでは1000通貨単位なので…トラップの本数が増えてくると、動かす金額も大きくなってきます。
ハーフ&ハーフを利用する

そこでおすすめしたい戦略がハーフ&ハーフです。
これはどんな方法かと言えば…レンジのちょうど真ん中あたりにラインを引きます。
そのラインより下は従来のように買いトラリピを設定しておきます。
じゃラインより上はどうするのか?!
ここがポイントなのですが、売りトラリピを仕掛けます。
円安時には売りで仕掛けるということになります。
ハーフ&ハーフを活用する事で万が一レンジの天井から下まで動いた時の必要証拠金が変わってきます。
必要証拠金の違い
仮に、ですが80円~120円までのレンジとするならば、買いトラリピなら最大40円分のポジションを持つことになります。
これに対してハーフ&ハーフの最大ポジション幅はどれだけになるでしょうか?!
100円から上なら売りトラリピ、100円より下なら買いトラリピとするならば…MAXでも20円分のポジションしか持たない訳ですね。
40円分のレンジをより少ない資金でカバーできる、投資効率があがるという事です。
ポジションを小さくできる可能性
ハーフ&ハーフは長期チャートを見てだいたい真ん中であろうラインから売りと買いをしかけます。
設定ラインの価格ならばノーポジションという事になりますね。
トラリピではなるべくポジションを持たずに回転する方が便利ですよ。
ポジションを持つという事はすなわち含み損を抱えるという事です。
ハーフ&ハーフの場合は最大ポジションが半分になりますのでそれだけ含み損の金額も少なくてすみます。
トラリピの最大の弱点は…トラップの本数により大きな証拠金が必要になる。相場が動いた場合、含み損が大きくなるという事です。
このトラリピの最大の弱点を緩和してくれる方法がハーフ&ハーフなのです。
ハーフ&ハーフのデメリット
一見、メリットしか感じられないハーフ&ハーフですが、デメリットも存在します。
上下にトラリピを仕掛けているのでロスカットラインが2つ存在するという事です。
80円から120円のレンジの場合、買いトラリピなら損切りラインは80円だという事になりますね。
120円を越えればノーポジションという事になります。
しかし、ハーフ&ハーフの場合は…80円、120円の両方が損切りラインとなります。損切りの金額は少なくてすみますが、損切りになる可能性は上がるという弱点を抱える事になります。
ハーフ&ハーフは証拠金を効率的に使える一方で極端な円高・円安その両方に弱くなるっていうデメリットもしっかりと理解した上で上手に活用していきましょう。
私は基本的にハーフ&ハーフで運用しています。上下に損切りラインを幅広めに設定してなるべく早く損切り予定金額を回収してしまう事を目指しています。
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